ハートバザール

さいはてのうた – ハートバザール

矢継ぎ早に不細工な雨を待つ 浮腫んだ午後。
無意味なまま、言葉の羅列を紡ぎ音楽にする日々。

泥の船に何も云わずにボクと乗って欲しい。
薄暗い中杉通りを抜けたら、その先には何があるんだろう?

繰り返した冷ややかな年月も、無駄な幾何も、忘れる程
燐としたキミの声に何度も恋をした。

泥の船に何も云わずにボクと乗って欲しい。
下手糞な文字で、ねじれた哲学を紐解いて、紐解いて、沈もう。

痛み分けのセンチメンタルなんて唄いたくない。
腫れた喉を潤す雨風を待つ。
会いに行く為に。

積乱雲を束ねて走る。
死ぬまで生きるのだから、どうせなら誰よりも遠くへ。

痛み分けのセンチメンタルなんて唄いたくない。
腫れた喉を潤す雨風を待つ。
会いに行く為に、
ボクが行ける一番遠いところまで走る為に、生きる為に、
何度も何度も只、
会いに行く為に。

人気の新着歌詞

海の底の空 – ハートバザール

音の無い海の表皮にくちづけた渡り鳥の羽根になれたら、少しだけ素敵なのに。いつでもキミがボクを動かしてる。空の真空 イカルスのちぎれた翼が欲しい。音の無い空 キミ

フラグメント – ハートバザール

くだけちる。あたりちらす。なぐりあう。ふわりとうく。わらいあう。だきしめあう。わかちあう。くだけてちる。ゆめのつづき。ほどけはしない きおく。げんじつのつづき。

北風と太陽 – ハートバザール

虚言と虚勢と言い訳と勇気。それから突き進む カンチガイの先で。凍る寒さに苛立ちながらまどろむ熱にカラダをあずけ引きずられる様にガックリ肩を落としてた。夜の星空の

共鳴 – ハートバザール

そのざらついた声で、私を惑わす瑣末な事を戯れに示唆して下さい。春告げ鳥の慟哭を口笛で真似てみたんです。ひねもす塗り重ねた緑青で手を汚しました。未来を推し量る事で

ナトリウム灯 – ハートバザール

あたたかい春の雨が、ダメなボクをくるみます。息継ぎをやめた夜の舗道で、点滅をしかけたナトリウム灯。ボクはこの場所でとにかく何かを待っていた。声も無く、言葉も無く

はらいそ – ハートバザール

りんりんと降る雪。仲良し橋の猫。街道を急ぐ車の騒音。ななかまどの赤とコボコボうなる加湿器。不確かなまま続いてく倖せ。甘い木蓮のにおいのかえりみちがたわいない明日

飛べない羽根 – ハートバザール

12月の小さな焦りの中震えながら心にもない唄 意味も分からずうたった。乳白色のセロファンの中の春ボクは今もまだ気付かずに居る ウソツキな唄うたって。飛べない羽根

コレクター – ハートバザール

キミの目。歩き方。しゃべり方。くちぐせ。それから それから キミからあふれだす全て。全ての醜いモノ。キミの髪。絹糸みたいなキミの髪。部屋中いっぱいのタバコの煙り

ジギタリス – ハートバザール

ツメクサの道 ぬかるみは続く。空は紅い。風は緩く凪いだ枯れた紫苑。水分を帯びた入陽。帰り道は忘れました。耳鳴りは夏の終わりと一緒に現れてキミを奪ってしまうんだ。

色彩 – ハートバザール

浅葱色した夜明け前の空の重さがいとおしかった。木のオルガン、叩き続ける。流れる血は唐紅。ボクはボクじゃない他の何かがいい。静物になってキミの画用紙で眠ろう。ボク

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