ハルカミライ

裸足になれるはず – ハルカミライ

何でも出来ると思った事など
一度も無いくせ 打ちのめされれば虫の息
だけれど私は私はこれなら

甘さに飽きたな
もう充分だって思い始め
かかとも擦り減りゃ
踏み外せドーナツ大陸

ショーケース瞳を写す
出っ張るガサつくハートに
引っ掛けて奪えよ
UFOキャッチャー

ほら捨ててごらん その分手に入るよ
天まで届くほど腑に落ちていたい

何でも出来ると思った事など
一度も無いくせ 打ちのめされれば虫の息
だけれど私は私はこれなら
裸足で歩ける これから生まれるの

景色の純度が
誰かのせいでは無いこと
運命の人が
恋人とは限らないこと

恥なら何度も
何度もかくのでしょうが
大抵の人に
二度と会わないグッバイ

見えない物だけが在る

酸いも甘いも解り合う人
離れた場所で応援する人
憧れならば付かず離れず
裏切りなどに毒されはせず

何でも出来ると思った事など
一度も無いけど私は生きてる

何でも出来ると思った事など
一度も無いから打ちのめされても狼狽えず
得意な事などそれほど無くても
私は自由に歩めるの

何でも出来ると思った事など無いけど
私は自由に私を歩めるの

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