ハナ肇

かあちゃん – ハナ肇

かあさんだって おふくろだって
いやあ 俺にはかあちゃんは
やっぱりかあちゃんなんだ なかあちゃん
かあちゃん かあちゃんの匂いはにがく
おどおどとして みじめで暗いにおいだったけなー
黙ってただ働き続ける
しわぶかいかあちゃんの寝顔よ
かあちゃんは一日だって休んだ事があったけかー
笑った顔さえ俺らよー
見た事がなかったぜ

かあちゃんと別れた朝
駅まで見送ってくれたっけなー
かあちゃんのなにげない涙顔
達者でなー そっともたせてくれた
あの大きなむすび
汽車の中で食べようとして気になった
前の席の女の子よ
俺はなんだかはずかしいような気がしちまって
あの包みを座席の下に捨ててきちまった
ごめんな かあちゃん

かあちゃんにうえた日々
ついてまわる田舎者の名札に
おびえ続けながら生きた
ささくれた手でにぎらせてくれた
かあちゃんのあのお守り札
安酒にゆがんだ女の面
投げやりな俺らの毎日
でもかあちゃんのあのささくれた手が
そっとそっと抱いていてくれたんだ
ありがとう かあちゃん

かあちゃんのもとへ帰る日
かあちゃんの匂いを夢みたんだよ
たえ続けるすべを教えてくれた
かあちゃんのひたむきな生き方
曲った腰をのばしてよ
精一杯笑ってくれよな かあちゃん
たくましく育ったこの胸でよ
一刻も早く抱きしめてやりたいんだ
かあちゃんの欲しがってたあの紬の
着物 色々みやげ買ったぜ
俺 かあちゃん帰るからなー
待っててくれよ
かあちゃん かあちゃん

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