ハナフサマユ

  • 靴ずれ – ハナフサマユ

    もう止まってしまっていいんじゃない?ずっと歩き続けたこの足はボロボロでフラフラ彷徨う踵すり減らして必死になってたけどほらまた懲りずに靴ずれを作っては増やしてゆく サイズは確かに合ってるのに それなりにいい靴も買ったのにでも繰り返すのはきっと 歩き方が間違ってるんだ 進むべき道は決まっている 目指すべき所に印つけただから怖がらないで一度 腰を落としていいよ、ね?絆創膏をはったこの足で踏み込んでゆける…

  • ハコニワ – ハナフサマユ

    社会の中で秩序守って 生きてゆくんです、それがいいんです右向け右で足を揃えて 歩いてくんです、それがいいんですなんてどこの誰が決めて守ってるんだろう?どうしようもない行進曲 信号が赤になって わかってるんです、止まるんだって物は盗んじゃいけないって わかってるんです、常識だって向き合うことから逃げた人の声はノイズ混じりだってわかってるはず。なのに なのに 不条理で欲張りなこんな世の中でこの気持ちこ…

  • プリムラ – ハナフサマユ

    車の中から見えた光るベテルギウス 入れたガソリン 曇る窓寒い夜不満も打ち明けてしまえば コーヒーも冷めないで飲めたかな?ラジオからあの曲が流れる 青春の思い出をつれて あの日君が聴いていた バンドは心地よくてハマっていた メロディーが脈をうって結局はさ君が歌う姿が好きだったの爪弾くギターの音も甘い声も 3年目のジンクスは当てにならないから 大丈夫と笑っていたのに4度目の冬は寒すぎて 枯れてゆくあの…

  • あいたい – ハナフサマユ

    随分と流れた時に何も残ってない気がして振り返ると足跡にも埃が被ってた なんとなく春を待って気付けば夏が来て秋を待ち望んで崩れる冬が来て今何してるの? どんな風に眠りについてる? 今あいたい あなたに ただあいたいのすぐに三日月の空に手を伸ばしては あの日の写真を見返してスマホの中に居場所を探して 埋まらないままの手帳を見てたまた春がくる あいたいんだ 桜の木の下で 遠くても離れてても大丈夫と思って…

  • 好きなこと好きなだけ – ハナフサマユ

    あなたが好きなエアジョーダン 部屋に溜まっていく空き箱好きな理由を問いつめて怒ったりしないよ 私の好きな「Prelude」 イントロが長いあの曲27秒から刻むエレキがかっこいい 誰かの好きをミーハーで奪ったり雑な言葉を武器に胸張ったりそんな人になりたくはないのスクロールの早い世の中にも届け 好きなこと好きなだけ 追いかけて書き連ねるドキュメンタリー気がつけば溢れたこの色 クローゼット抱きしめていて…

  • 赤い糸 – ハナフサマユ

    好きだったあの曲を聴かなくなっていたのは最後に2人の別れが隠されていたから切ないエンド迎えることをわかっていたならイヤフォンを分け合って聴いたりしなかった 何も持っていなくてそれでも待っていたくてただ好きというだけで乗り越えられる気がしてた この恋が間違いなら胸を張り裂きそうな痛みを知りたくなかった覚えたくもなかったもし運命の人なら今すぐ教えてほしい新しい恋を始めようとしてるから ハッピーエンド迎…

  • プリンセスになって – ハナフサマユ

    12時の鐘が鳴った途端 解けてゆく魔法なんて嫌着飾った綺麗な姿も寝癖のついた私も愛しいと言ってよbaby ずっと探してた 憧れた恋もあったけど 白馬の王子様ににつかわしくなるため背伸びしていた運命の人はあなただった プリンセスになって ドレスなびかせ 踊るのもいいけど2人駆け出す夜道 やけに冷えた手に握らせてくれたコーンスープそれがやけにあたたかくて 愛を感じてた 本当の愛を知る日まで 眠りにつく…

  • レター – ハナフサマユ

    「ただいま」っていう声が鼻にかかっていた何かを隠した目は赤く潤んでいた 頑張った分報われないとさ ちっぽけになるよね?嫌になるよね?でも誰より頑張ってきたこと 今も頑張ってること私は知ってる あぁ不安な夜を保証のない明日を探しているあなたへ贈るこの手紙は頼りないけど数秒でいい 短い愛を届けたいと思ったんだ 何かに押しつぶされそうになるのは それだけ必死だからもがいては進んでいるから 強く踏みしめて…

  • 僕のストーリー – ハナフサマユ

    比べたって何もいいことはないとわかってるけどそれでもどこかで順位を付けて。あの人はやけに幸せそうだな 変われたなら何をしよう?自慢げにカメラを回したりして 僕はというと雑に飲んだトマトジュースお気に入りのシャツを赤く染めてため息ざわめきが胸に迫っていた 嫌になることもあるよ それでもただひたすらに続いてくこの人生に あと少しもう少し つま先揃えて向かってゆくカットがかかったままの映画の続きを探しに…

  • Farfalla – ハナフサマユ

    夕暮れの風 髪が揺れた帰り道 見つめた横顔肩を落とした 君の影は小さくて 黙って追いかけた 笑ったコスモス 歌う風車 君はいっそ綺麗に映って花びら舞い落ちて覗く弱さをそっと預けてよ 君だけを照らす太陽 僕はずっと影を描くだからもっと踊れFarfalla 羽ばたいてこの空自由に君色に染めてよ 透き通る目に映る嘘に目を背けたくなる日がくるかも それでも見つめてて名前も知らない花がほらこんなに溢れて君を…

Back to top button