ハチ

パンダヒーロー – ハチ

廃材にパイプ 錆びた車輪
銘々に狂った 絵画の市
黄色いダーツ板に 注射の針と
ホームベースに 縫糸の手

お困りならばあいつを呼べ
送電塔が囲むグラウンド
白黒曖昧な正義のヒーロー
左手には金属バット

ノイズだけ吐いて 犬ラジオ
フラフラにネオン バニーガール
相場はオピウムの種一粒
奥の方に呑まれていく

「一つ頼むぜ、お願いだ」
カラカラの林檎差し出して
何でもないような声で愚図って
さあ 何処にも行けないな

パッパッパラッパパパラパ
煙る 蒸気 喧騒の目
ここで 登場 ピンチヒッター
パッパッパラッパパパラパ
あれは きっと パンダヒーロー
さらば 一昨日 殺人ライナー

カニバリズムと言葉だけ
歌うアンドロイドと遊んでる
きっと嫌われてんだ我がヒーロー
きっと望まれてんだほらヒーロー

パッパッパラッパパパラパ
狙い 眩む 三遊間
ここで 登場 ピンチランナー
パッパッパラッパパパラパ
つまり 二点 ビハインド
上手く行かない感情制限

バケツ被った猫が鳴く
一人また一人消えて行く
今更どうしようもないこのゲーム
さあ 何処にも行けないな

パッパッパラッパパパラパ
がなる 売女 暴言の目
ブザー 蜘蛛の仔 警報灯
パッパッパラッパパパラパ
あれは きっと パンダヒーロー
さらば 一昨日 殺人ライナー

壊して回れ ブラウン管

さらば 一昨日 殺人ライナー

人気の新着歌詞

神様と林檎飴 – ハチ

林檎飴舐めた女の子一人 屋根の上にてもう疲れたの 言葉にするのも 雨降りを待つまあ 何かと思えば猫の鳴き声 ラ ラリンドウなあ 連れて行け 私の身体を 何処へで

マトリョシカ – ハチ

考え過ぎのメッセージ誰に届くかも知らないできっと私はいつでもそう継ぎ接ぎ狂ったマトリョシカ頭痛が歌うパッケージいつまで経っても針は四時誰も教えてくれないで世界は

リンネ – ハチ

黒い山羊が呟いた「白線よりお下がりよ鈍色電車通り去って」隣りで猫が問い掛けた「アナタは何処に向かうんだいここらも直に死んじまって」赤の手首携えて私一人 ふわり根

演劇テレプシコーラ – ハチ

揺れて 傾く 照明の灯ここは 童話の 世界さ踵 鳴らして 踊ってる君の 手に 忘れた林檎 片手に 狼が「落とした のは 君か?」と揺れる 世界に 耐えかねて枯葉

病棟305号室 – ハチ

患者が一人 花弁を剥いで病棟汚し ケラケラ言う「全部アタシの宝物よ綺麗でしょう?」患者が一人 踊り踊って風船揺らし 肺の中より体温さえも目を逸す様な愛を歌ってい

沙上の夢喰い少女 – ハチ

ブーゲンビリアの花が咲いた給水塔の上で迷い星を探している皺枯れの空まで居場所が無い絵本も無いコウノトリは赤ん坊を連れ去り消えた君の悪い夢も私が全部食べてあげる痛

眩暈電話 – ハチ

電話のベルが鳴りだして尚 何もない部屋受話器を伝う誰かの声が言葉を呼んだ「もしもし、あと三時間だよ。君はどうする?」そんなあなたと話がしたいな些細な事 教えてお

遊園市街 – ハチ

夜の底 海に落ちた碧い影が ふらついて街灯が垂らした涎 捨てられた街の中で下らない嘘で笑わない?間違いさえも 無いようにメリーゴーラウンド 溶けてくバニラ埃塗れ

白痴 – ハチ

明かりのない部屋に二人 割れた鏡碧い目の魚 アルコールの匂いだけ七日後の朝に目覚める様に 時計をコーヒードリップ 溺れ 揺れるスプーンの頭傷が癒えずにどうしよう

結んで開いて羅刹と骸 – ハチ

片足無くした猫が笑う「其処行く御嬢さん遊びましょ」首輪に繋がる赤い紐は片足の代わりになっちゃいないや や や や 嫌 嫌 嫌列成す卒塔婆の群れが歌う「其処行く御

Back to top button