トーマ

未来少年大戦争 – トーマ

彩るセピア 手を伸ばした
騒ぐラジオノイズのような毎日も
満たされないのなら
今を生きる問いも無価値だ、冗談じゃない

慣れた理不尽 今日もきっと
空に撒き散らされた爆弾みたいで
耐え切れないのなら
今もほら、一つ一つと追い出されんだ

あの頃の僕たちの過ちや、
祈り、期待、後悔
ゼロに戻す為にやってきた
明日も何十年後も何百年後も
何一つ変わらないと
誰からも愛されない未来からの最終警告

飽いた生存欲が未来繋ぐはずの
今日を枯らしてく
君の声はずっとこの先も
届かなくなってしまう!

脳を感情論に支配され
未来汚した少年よ
いつか君はきっと気付くだろう
描き直せない世界像
そんな切なく無邪気な僕を、
僕はただ、救いたいだけ。

血と汗が恥じらいとなって
涼しげな言い訳で存在透かした
「嘘と本音はどれ?」
視線逸らし、転倒、嘲笑
逃げ場がないの、何回目?

あの日 語った夢の数も
浅はかな恋も 将来像も
秘密基地も 目の輝きも
くすんでしまったの?

裂いた栄光 軋轢の日々に
誇り殺した少年よ
奇跡なんてずっと起きないよ
自分で勝ち取ってしまえ

君がワガママを貫く度
誰かが今日も耐えている
君の代わりなんていないけど
求められないよ、きっと

時は流れる 残酷な一生
掲げる未完成の答え

子供みたいなくさいセリフで
誰かを守ってみろよ
今こそ、未来少年!

そうさ、
飽いた生存欲が未来繋ぐはずの
今日を枯らしてく
君の声はずっとこの先も
届かなくなってしまう!

さあ、使命感 再始動
まだまだこんなもんじゃないだろう?
未来の僕らに恥じぬように
手遅れになる前に

君が全てを変えられるはずさ
僕がいなくなった後も。

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