ツヅリ・ヅクリ

予感 – ツヅリ・ヅクリ

ねえ 見て 私 あの日の夢を歩いているわ
振り向いても 君はいない
夢を取って 離したその手 繋ぐ日はもう来なくても

会えそうな予感を 捨てないで生きていこう
君の匂いと 同じ冬が来る
自分で決めたと 何度も言い聞かせても
君の夢を見て泣く朝は
きっと きっと来るから

ねえ 霙が降る度
遠い君も あの別れを思い出しているのでしょうか
君を傷つけたけど
あの言葉に嘘はないよ
君は特別な人

私 君との日々に 今も励まされている
心は振り返る 何度も何度も
触れられたんだよ 隣で笑っていた
私はその事だけは忘れない

ああ 二人で借りた部屋に隠れるようにして
夢をほったらかしにして 君と暮らした
帰り待つ一人の日向が 眩しくて悲しい
私 自分が嫌いでした 自分を変えたかったよ

会えそうな予感を 捨てないで生きていこう
大事な君手放した 冬は涙の匂い
あれからの私を 生かしてくれたのは
崩れそうになりながら「頑張れ」をくれた 君だったよ

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こんな獣道の真ん中に立っていた – ツヅリ・ヅクリ

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