チューリップ

  • おいらの旅 – チューリップ

    雨が降ったら ぬれてもいいさ嵐がふいたら ふかれりゃいいさ それでもおいらは後をふりむきはしないはじまったんだ おいらの旅が どうせ二度目はない人生さやりたいことを やってゆこうぜ どんなことがあってもくやみはしないおいらがえらんだ道じゃないか オー 昔のおいらはウーン 弱虫だったよ 車がとまれば おしてもゆくさ橋がこわれりゃ およいでゆくさ 何かがまってる 街につくまではおれの宝は おれだけさ …

  • 哀別の日 – チューリップ

    うつむき歩けば黄昏街はritardandoこの悲しさは 君のせいじゃない 一人の部屋の片隅僕はdiminuendoこの悲しさは 君のせいじゃない 自分の心が 今日も地面を這っている どうしたら僕は一人で生きてゆけるのか溜息だけ残して君は去った 眩しい今でも君が去ったはずだけど手の平かざし光を閉ざそう 自分の心が 今日も地面を這っている どうしたら僕は一人で生きてゆけるのか溜息だけ残して君は去った …

  • サーカスは青い空 – チューリップ

    秋風が吹けばやってきた幼い胸 ときめかせたあのサーカスの夢 おどけては笑わせるけれどなぜか悲しい ピエロの顔あの後姿 青空に響いたワルツのトラムペット夕暮れの風に小さくテントがゆれていた ブランコはドラムのロールで息をのんで 見上げていた銀色のスターを 青空に響けワルツのトラムペット楽しく踊るようにぼくの心に ライオンも象もチンパンジーもまた来ますよと 挨拶したあの最後の夜は たたずんでずっと眺め…

  • 悲しみに挨拶を – チューリップ

    ぼくの家の空にいつもポツンと浮かぶ千切れ雲あれはぼくの心をちぎって空へ置いてきたのですだからどこかぼくに似ているでしょう 一人ぼっちが とても淋しくて二人が暮らした はずだったのに淋しさばかりが くるくると空へ舞い上がる 歩くあなたの肩をたたく傘から落ちた雨のしずくあれはぼくの悲しみ溶かし空へ置いてきたのですだからどこか涙に似ているでしょう 一人ぼっちが とても淋しくて二人が暮らした はずだったの…

  • ひとつの道 – チューリップ

    ごめんね うそだよはなれて 平気だと君がいて ぼくが男になる 誰にも みせないと自分に 誓った心の中を君は みてくれるかい この人生が 輝くのはひとりのときじゃない悲しみをふたりが笑顔にかえるとき 人にみえなくてもなくしたくない ふたりだけの心に 輝く星 君と一緒に のぼってゆく眼の前の山をふりかえらず ふたりでひとつの道を 人にみえなくてもなくしたくない ふたりだけの心に 輝く星ふたりの心に 輝…

  • タイピスト – チューリップ

    地味なネクタイ 八時半ねむい目玉でいつ来るかわからぬ嫁さんと俺のこどもの将来のために働く打つも苦手なタイプライター 思えば変ったよ俺も好きなことして生きていくとキャンパスに授業さぼってギターかかえ歌を作っては未来を夢みたものだが 上目づかいに上役を気にしながら仕事終りを心待ち就職に追われ 親にすがられて夢を捨てた寂しいタイプライター 六時には仕事も終わりフラフラときどった街へ昔のように肩をゆすり歩…

  • あのバスを停めて! – チューリップ

    逃げる君止める言葉 探すうちバスは止まる君はふり向きもせず バスのステップかけて乗り込んで行くよ 窓のむこうすわる君の ふるえてる紅い口びるがさよならと動いた時 バスは走り去った僕の目の前を Stop!バスを止めてくれStop!君はどこへ行く オー僕を残し行ってしまったあのバスを止めて止めておくれ若かったあの頃は二人には明日がないと抱き合った僕の部屋時のたつのも忘れ 狂ったように Stop!バスを…

  • I Love You – チューリップ

    I love youむずかしい言葉はいらないただ君の顔をみつめていたいのさ I love youいつまでもこのままそっとただ君の髪に触っていたいのさ ぼくの心の扉がコンコンコンと叩かれて返事するひまもなく君が入ってきたのさ I love you恋をする心はいつもぼくを正直にするそして幼くする ぼくの心のなかで何かがふくらむから君にみせたいけれど取り戻せないもどかしさ I love youむずかしい…

  • Silent Love – チューリップ

    岩に砕ける あの波の力も舟を揺さぶる あの力も要らない静かな夕凪の 海のように愛してSilent Love 火山のような あの熱い力も地震のような あの轟きも要らない静かな夜明けの 風景のように愛してSilent Love 激しく燃える あなたを観ていると激しく醒める あなたが居そうでだから だから いまは長く静かに 静かに 静かに愛して 愛の台詞も 抱きしめる力もダイアモンドの プレゼントも要ら…

  • 思い出のフリスビー – チューリップ

    だから昔が 懐かしいだけさ互いの心 信じていたから ブルーのフリスビー 春のコンテスト二人の愛が飛び交った 思い出の色 夏は気まぐれ 傷心俺に残し裏切り心 おまえに残して過ぎた だから昔が 懐かしいだけさ互いの言葉 信じていたから ブルーのフリスビー 春のコンテスト二人の愛が飛び交った 思い出の色 一人で歩く 秋風に髪をとられて夏を残した 肌を赤く染める夕陽よ ラ、ラ、ラ………

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