タブレット純

夜のペルシャ猫 – タブレット純

私は薔薇から 生まれてきたんだもの
誰よりも 誰からも
綺麗と いわれたいのよ
東京砂漠で みつけた泉のよう
あなたとは あなたとは
星座の 巡り合せよ
私は夜の ペルシャ猫
瞳(め)をひからせて 闇の中
愛しているのよ なりふりかまわず
キスとワインで 手なずけて

束縛されたら 生きられないんだもの
好きなとき 好きなだけ
私は夢を みるのよ
女は男で 幸せつかめるから
愛されて 愛されて
可愛く なれるものなの
私は夜の ペルシャ猫
聴耳たてて 待ちわびる
傷つけないでね 真っ赤なプライド
嘘とうらぎり ゆるさない

私は夜の ペルシャ猫
瞳をひからせて 闇の中
ふたりの世界を 邪魔されたくない
恋のベッドで 眠らせて

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