ソウル・フラワー・ユニオン

  • 魂のありか~オール・パワー・トゥ・ザ・ピープル – ソウル・フラワー・ユニオン

    摩天楼の街の底を ミツバチが飛ぶ張り巡らす地下通路を 渇望が埋める この世界の真ん中に立ち 幾たびでも吠える 子どもたちがゆく 自由へのしるべ魂のありか 未来への道 先頭のないゲリラ戦 自立した詩テレグラムの暗号から 生まれるメロディ この十字路から空を撃つ 幾たびでも吠える 子どもたちがゆく 自由へのしるべ魂のありか 未来への道 変幻自在に 路上を駆ける時は宇宙の法則に従う オール・パワー・トゥ…

  • ダンスは抵抗 – ソウル・フラワー・ユニオン

    悲しみが舞い上がる 青い空 突き破る尊厳の歌がある 絶唱の歌がある奪われて吊るされた 自由がたなびいてる尊厳の歌がある 信念の歌がある 時空超え 積み上げた 希望の轍悠久の時を経て 大地に芽吹いた 地の底にうずくまる ひび割れた土を見る尊厳の歌がある 絶唱の歌がある怒りの影を引いて 暗闇をそぞろゆく尊厳の歌がある 信念の歌がある 時空超え 積み上げた 祈りの轍悠久の時を経て 路上に芽吹いた ダンス…

  • オオイヌフグリ – ソウル・フラワー・ユニオン

    不誠実な話が 近場から聞こえる忖度 働かして ムラの掟に従う弱者を叩く奴らと 傍観者の俗情もらい泣きの涙 スッキリして忘れる おぼつかない足取りで あの子は立ち上がる孤立無援の怒りが 曇天で暴れるロックダウンして ムラ人が 背教者を嗅ぎ回るエコーチェンバーの冷笑が 生贄をいじり回す オオイヌフグリよ 路傍を埋めてゆけ汚されたその手を 広げてみろよ 気の利いた言葉を 並べてるつもりのトーンポリシング…

  • ラン・ダイナモ・ラン – ソウル・フラワー・ユニオン

    Yo ここから始まる 小さな動きでも自分を信じろよ プロローグさ 愛は 傷ついて そびえ立つ壁に身構える霧が立ち込めて 目指すべき行路を隠してる 何度でも ホラ 俺たちの世界は 変転するきっかけは ホラ 足元の大地に 転がっているだろう ダイナモが走り抜ける モニュメント 蹴散らしてくダイナモが走り抜ける Yo 子どもたちがゆく 人知れず企てる時代を塗りたくる グラフィティさ ムラは かしずいて …

  • 夜を使い果たそう – ソウル・フラワー・ユニオン

    完璧な夜 愛すべき顔が揃う笑いが部屋を包む 履歴を語る 乱れ散る記憶 子どもらがはしゃいで 独りの君に歌う風が孕んだ木の実と 小石に 色を塗る 夜を使い果たそう 音楽が舞い戻る失望の窓に 光が溢れてゆく夜を使い果たそう 音楽が満ち溢れ孤独な心に 小さな詩が灯る 完璧な夜 いとしい君の寝顔砂塵が今日を包む 点滅してる 孤立した記憶 街の灯はおぼろに 昨日の夢を語る時が孕んだ命の 鼓動に 名を付ける …

  • ストレンジャー・イン・ワンダーランド – ソウル・フラワー・ユニオン

    奴は小さな町から町へと旅を続けるどこもかしこも好奇の視線に満ち溢れてるそれは肉体ではなく 亡霊恐怖に駆られ 怯える 眼差し 誰も見ない 奴は移動を余儀なくされ 境界線をゆく誰もかれもが感謝のセリフを聞きたがってるどこから来たか 何者なのか寸断された履歴は宙を舞う 誰も見ない 轍を振り返る ブレーキ痕だけが残るかすかな記憶と踊る 奴は「存在しないこと」を強いられて生きてるいつの間にやら無数の名前を身…

  • ハビタブル・ゾーン – ソウル・フラワー・ユニオン

    無心に路地を走り抜ける 漆黒の影を引いて血染めのシャツは 余裕かます お前の軍服怒りが 破顔の鼻先で 暴れて 街に溶ける戦果は 希望を当て込んだ 名もなき歌声 路地から 生めく足取りが あらがうように踊る路傍の深紅の花々は 履歴を彩る小窓に張り付く雨だれが 世界をくすぶらせるノイズの波紋ともつれ合う ほのめく歌声 まとまった闇が来て 着飾る夜に住みついた毛羽立った魂が 逆巻く夜に住みついた 暗夜が…

  • 団地のエコー – ソウル・フラワー・ユニオン

    いくつも 山を越えた 忘れない 情景がある心は 乱れないけど 名前のない宙づりのままの 痛みが体の芯を射抜く いくつも 川を越えた 隠せない 煩悶がある孤独は 息を切らして 走り抜けるむき出しのままの 怒りが広場の隅で眠る 西日に晒そう 悔しさも涙もあなたに話そう 空から闇が舞い降りる いくつも 海を越えた 優しさと冷たさを知るもどかしい 思いはどこへ 捨てればいい?不揃いなままの 誇りを国境線へ…

  • ロックダウン・ブルース – ソウル・フラワー・ユニオン

    うち寄せられた 沈黙の街に忘却の果ての 亡霊が駆ける 飢えた斧が 振りかざされ朝霜の底で 睨みを 利かす 組み伏せられた 恐慌の街に抜け目のない 贋作が並ぶ 石つぶてが 墓標を打つ「ムラの掟を忘れるな」 いつも 歌は続く つんのめっても やるせなさを かき分けてく孤立しても 腹ばいでも 傷を負っても 地の底から 名もなき詩人の唄が響く地の果てから 名もなき詩人の唄が響く 積み上げられた 魂魄の街を…

  • 川のない橋 – ソウル・フラワー・ユニオン

    どこからやって来たか いつからここに居たか間断なく ただせわしい日々に浸かる 知らない街を歩く 不安を数える指世界に一人ではだかる 小さな胸 Oh Oh Oh 川のない橋のたもとで あれから随分経つ 火に包まれた街を涙枯れ果てたお前と歩いた日々 膝まで海に浸かり 記憶を手繰り寄せる涙枯れ果てたお前と笑った夜 Oh Oh Oh 川のない橋のたもとで かすみのかかる空に 無数の顔が並ぶ幾重に小さな光が…

Back to top button