ズーカラデル

夢が覚めたら – ズーカラデル

正しくはないが間違ってなかった
それももう終わるようだった
相応しくないがそれでもよかった
もうすぐここにもビルが建つとさ

ふざけて転んだ傷跡も消えた
痛んだ場所も忘れた
可愛くはないがはにかんで笑った
意味はないが意味はないまま繰り返した

草の香りで春が目を覚ました
夢が覚めたら僕らもう行かなくちゃ
雨も降るさ 悲しくもなるだろう
多分ね

振り返らずに進めるか
涙に濡れる君を見捨てて
どこかでいつか出会えるか
すぐに忘れてゆくのに

新しいダンスをひとりで踊った
意味はないが

湧き立つ人の列を見失った
風が吹いたら消えてしまうような
小さな火を両手で囲んで
いまだに

振り返らずに進めるか
涙に濡れる日々を見捨てて
どこかでいつか出会えるか
すぐに忘れてゆくのに

降り出した雨の音
振り出しは遥か向こう
縮んだ背中の後ろ
君が僕を見つけた

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