ジムノペディ

やっと、ひとくち – ジムノペディ

さざんかに隠しました 淡い私を
夕日よどうか沈まないで
みつけてくれると信じてるこの手には
アイスがひとつ、ふたつ
今、心は少しだけ不自由

左手は水色で 右手はオレンジ
探しているあなたを眺めて
痛かったあの花と八月のあやとりを
思い出しては、ぼんやり
今、心は果てしなく自由

困らせるフリをして恋のかくれんぼ
滴る雫を助けてあげて 溶けてしまうんだから
こんな事でときめいては意気地なし
早く来て始めて下さいな そう 愛のひとくち

試してるフリをして恋のかくれんぼ
滴る雫を助けてあげて 溶けてしまうんだから
こんな事でときめいては意気地なし
早く来てほおばって下さいな そう 愛のひとくち

かくれんぼなんて遊び、覚える前から
聞こえないように愛してると呟いていました
もうすぐその腕、私を固結び
あなたに包まれているのなら 溶けてしまうのもいいわ

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13 – ジムノペディ

「詩を読むように あたしの目をみつめて いつまでもあたしじゃなくて あたしの想像力を愛して」奏でます 13色の音色 どんなうただろう春風よ あたしはここにいます

ジェリー – ジムノペディ

間違っていないよね ジェリー、分かってくれるよね ジェリー、頭のいいひとたちから 何を聞かれたとしても話し相手は ジェリー、あなただけなの ジェリー、あなたを忘

トレモロ – ジムノペディ

大事なことは口にせず 水の中へとあなたを誘うの少し長めのワンピース 海の手のひらでゆらゆら揺れるあたしを虐めるその手も あたしを可愛がるその心も何の矛盾もありま

ウタカタ – ジムノペディ

「その右手ひとつ、私に下さいな」想いを伝えて、家路を辿って、愛とは言えないが、漂う雲はいい梔子の花へ、ごめんあそばせ「……」 少し触れるだけ、「……」 ねえ?今

サリエリ – ジムノペディ

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ヒメゴト花火 – ジムノペディ

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ままごと初夜 – ジムノペディ

ふたりの絆と、海へと向かう列車でさよならの夜を、耳たぶを噛んで始めれば、月よ、あんまり強く映さないで薄化粧はまだ自信がないままですわ乱れてたいとくちづけをねだれ

ミイラ少女 – ジムノペディ

裸ヲ包帯デネ、包ンデシマエバ、今夜のアタシハ、魅力的ナミイラ、永遠にアナタノ、モノにナリタイト、アナタニハ伝ワル、サア、明カリヲ消シテ「ああ、真っ白な君は素敵さ

花オルゴール – ジムノペディ

目覚めは甘い紅茶をこぼしちゃう夢でした私、哀しい歌なんて歌ってないのに散歩道では何故かあなたを探してばかり私、嬉しい歌ばかり歌っているのにああ、春は時に無邪気で

恥艶の輪 – ジムノペディ

欲しいのは、欲しいのは、欲しいものはわかってる欲しいのは、達成感得たいのは、立体的な現実その眼で、その手で、触れたいのでしょう?あげる

手紙 – ジムノペディ

僕は名無しのごんべい。森が住処です。突然の手紙で驚いてるかい?長いこと一人で夢ばかり見てたよ。一人の寂しさには、慣れてるつもり。僕は名無しのごんべい。折角だから

夜明け – ジムノペディ

大丈夫、さあ、手をつないで、この世とお別れ致します愛しあった事も風に泳がせて、そろそろ、溺れてしまわなければふたりで浜辺に忘れた足跡が、少しだけ気にかかりますが

恋じかけのワルツ – ジムノペディ

雨はとても優しく さあ、この手の鳴る方へとあなたにみとれて 果実を床に散らせばワルツのはじまり、いけないお遊戯雨が窓を濡らせば キャンドルさえ踊りそう揺りかごの

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