ジムノペディ

ままごと初夜 – ジムノペディ

ふたりの絆と、海へと向かう列車で
さよならの夜を、耳たぶを噛んで始めれば、
月よ、あんまり強く映さないで
薄化粧はまだ自信がないままですわ

乱れてたいとくちづけをねだれば、もう明日も解らなくって
許されない夢に溺れながら、もうあなたばかり欲しくって
吐息だけがルルル、汗ばんでいます

何処で間違えたの?愛に未熟なふたり
「僕は線路の上を走るだけ」と列車が笑うから、
ふたりとも濡れてばかり、
あなたの髪に指を絡めて踊るしかないのだから

見つめてたいと頬に手をよせても、泪で何も見えなくって
愛されたいと泣いてもこれ以上、愛しかたも解らなくって
ままごとだとルルル、静寂も笑う

砂場で遊んだ記憶、幼い胸はどんな夢を見ていたのでしょう?

乱れてたいとくちづけをねだれば、もう明日も解らなくって
許されない夢に溺れながら、もうあなたばかり欲しくって
見つめてたいと頬に手をよせても、泪で何も見えなくって
愛されたいと泣いてもこれ以上、愛しかたも解らなくって
ままごとだとルルル、笑ってしまう

ままごとみたい? ひめごとみたい?

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