シュリスペイロフ

あまりかぜ – シュリスペイロフ

足りないものなんか数え切れない程ある
ひとりぼっち大きな穴ぼこに手を焼いて
探しながら歩いた惰性で靴紐につんのめって
うつむいて歩いた顔を上げたら違う世界になってるように
バカみたいに

現実だよ いつか触った小さな胸は
あの娘は気にしてたけど柔らかくて温かい

僕だって気づいたこの場所が世界のすべてだって
僕たちは話したこの場所から世界は広がっていくって
バカみたいに ガキみたいに
バカみたいに ガキみたいに

風が吹く 風が吹く
はらりのふう

あんなに欲しかったのに今はもう要らない
ふたりぼっち大きな穴ぼこに君が居る
立ち止まり汗ばんだ身体を軽く風にさらして
極楽のあまりかぜ 小高い岡の木影にすわった
笑ってた バカみたいに
はらりのふう あまりかぜ

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カーニバル – シュリスペイロフ

観覧車に独りで暮らしてる大嫌いな世界を見下ろして待ってたんだキミと出会う日をかしこまった日射しに こげながら 僕だけの窓を開いて待ってたんだ ここでこうなる日を

グリード – シュリスペイロフ

踊らされている 電池が切れる通り過ぎて行くよ 不安を置いて行く使い捨ててくれよ 熱が冷めたら新しいものいっぱい 浮かれさせてくれるうまく眠れない 赤い目こすって

ガール – シュリスペイロフ

誕生日もクリスマスもきみがいた 治らない風邪みたく暖かい それとは違うあかりを灯して 吹き消した全部作りもの1個増えて 1個消えそうぐらついて もてあます虫歯み

愛された日々 – シュリスペイロフ

競い合っている太陽 回転し落ちていくカラス愛されてた日々真昼間に光る星 最後に数えられた羊愛されてた日々縁側で宇宙を嗅いだ 君が歩いたら風が吹く愛されるはずの日

退屈な夢 – シュリスペイロフ

最低な僕と 最高な君と最低な事を 最高の気分永遠でごまかしていてあとまわしのまま 夜の中眠りの奥へ残したまま 夢みたいな場所へ最低な僕と 最高な君と最後にしまし

スクラップ – シュリスペイロフ

甘い夢が途切れてる 眠ろう 眠ろう頼りない頭の中 薄情者のうたここにあるもの以外はいらない いらないできれば緩やかに壊して欲しいんだ僕は安易な言葉と 曖昧な声で

シェア – シュリスペイロフ

検討したい一旦持ち帰りそのあと答えたい相反したい戦ってる意味がなんだかわかんない同感したいうなずいて君の真意を探りたい共有したい錯乱した頭の中を覗きたいああ右手

ななし – シュリスペイロフ

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わたしをみつけて – シュリスペイロフ

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きみのマンガ – シュリスペイロフ

夢見がちなとこ 放っておいて欲しいきみのこたえなら きみのこたえだろ違うとこ通っても 着く場所は同じ無駄な時間だと あいつは笑うかも意味が無いこと 覚えてたいか

水の中 – シュリスペイロフ

タバコの煙追いかけて 星をみた 嘘つき顔出した魚みたいに ポカンと口を開けて喉鳴らして時間を飲んで 頼りなく約束は霞む踏切の音で言葉が止まる汚れている水の中で 

SO YOUNG – シュリスペイロフ

花が開いて 陽ざしに溶けて君が笑った うたかたの午後街はおだやか 風の匂いもやわらかだから 君を抱いたそれはなんて青春 赤く開いた天国への扉さ誰がなんて言っても

かじられている – シュリスペイロフ

遠くで光ってたそれを無視できなくなったんだった綺麗事だと笑えんなこんなんじゃとうとう突然ぽんっと生まれたはじめましての化物さん隠れた場所から僕ら見てる汚れてしま

アパートメントの宇宙 – シュリスペイロフ

TV消したら静まりかえる地上から離れるポツンと光るアパート応答したくない 応答したくない宇宙へ向かう散らかって汚れた星でいつも美しい夢を君と見たあの娘は僕を忘れ

まともになれない – シュリスペイロフ

まともになれない なかなかどうして奇跡が起こるのを待つだけの怠け者布団の中でまごついて起きない丸まっている僕は 卵あたためているみたい思考停止でタララ空っぽにな

やすもの – シュリスペイロフ

時計の電池切れた取り替えるの忘れてる止まったまま時間は流れた好きだったあのバンドはこないだ解散したらしい仕方ないか 僕らもいい歳さどこに行こうか決めていないよ憧

穴 – シュリスペイロフ

ドタバタとリズムヨレヨレとグルーヴスレスレのミュージック不安定なミュージックうねうねうねっとベースブリブリっとグルーヴスレスレのミュージック不安定なミュージック

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ゆうぐれ – シュリスペイロフ

からだに悪いもの内緒で食べようそのうち毒に犯されだるい身体 にじんで消えてしまえからだを抜けていく少しばかりの痛み甘えさせて欲しいかわいそうだろだからさ沈んで 

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