サノトモミ

six – サノトモミ

昔の映画みたい 心のかわく音が響く
Stay あきらめが なだれ込む夜
うしろ姿見てた

降りしきる雨 混みあった道
騒ぎすぎた街のかけら
くちづけの優しさだけが車に残されて

電話を変えた駅を 今さら言うはずなどないわ
Boy 友達と話す横顔
遠い姿知った

終わらない夜 いつもと同じ
意味もなく流れてゆくの
いつの日か終わりを告げる
恋のゆくえ見てた

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スィートバレイ – サノトモミ

地下鉄の出口 重なった高速の鈍い色数えきれない すれ違う顔の影と消えて行くこの夜にどれくらいの愛が生まれて 何を語るのFalling in nightやり過ごす

明星 – サノトモミ

光の波に乗って 知らない街へ行くわ宵待ち顔した表通り黄昏またたいてた重ねた指先 煙草のにおい瞳が好きと言った 優しく髪を撫でた気の利いた嘘を並べた街雨が降り出し

追憶の鏡 – サノトモミ

暮れてゆく陽の長さだけが 過ぎた時間を知る温もりをなくした掌 もう何も知らなくていい重く影を曳いた市電を追いかけて誰かを探す風を抱いた髪は この手をすりぬける何

ビオトープ – サノトモミ

北向きの窓のそと 絵本のような景色音を消して積もる雪あたたかい部屋に あなたと二人分のコーヒー入れ レコードかけてほら 大好きな 冬がきた渡り鳥が届けた はるか

サイレントフライト – サノトモミ

すべり込むあの日の言葉夢からさめて あなたが連れ出した闇を裂き 灯り放つ街を見渡すつばさ今 ランディングタイムSweet Love はじまる静かに あなたに向か

ラストサマー – サノトモミ

どこまでも続く なだらかな白い砂よ泣きたくて目を覚まし 砂浜へと走るあの夏が 切なさを残して二人のラストサマーよみがえれ 香り立つ鮮やかな午後陽に灼けたその胸に

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