サカナクション

  • プラトー – サカナクション

    0時以降の二人は今日と明日を曖昧にしてる 冷蔵庫のノイズが外の雨も曖昧にしてる 0時以降の二人は半分透明になってしまって 真夜中眠れなくなった冴えたり曇ったり行ったり来たりして この夜は目を閉じて見た幻いつか君と話せたら 僕が今感じてるこの雰囲気をいつか言葉に変えるから 平行線の夜は息を吸って吐いてるだけです 蛍光灯のノイズが幸せさえも点滅させてる 平行線の夜は一回二人を冷静にして 頭の中掻き回す…

  • ショック! – サカナクション

    夕方に酸っぱいサイダーを急に飲みたくなった哀れな僕はもう何も感じはしない ショックが足りない今日もゆっくり固まる感情哀れな僕はだんだん機械になるだけ ショック!ショック!ショック! ショックで目が開いた僕は痺れて感電中ショックをただ虚ろに浴びるだけ 夕方に酸っぱい青春を急に舐めたくなった哀れな少女もう何も感じはしない ショックが足りない今日も夢の中で無表情哀れな少女徐々に奇怪になるだけ ショック!…

  • 月の椀 – サカナクション

    月に話しかけてた君の横顔はまるで夜の花 街に立ち尽くしてた僕らの隙間をぼんやり埋めてた 悲しい冷たい風冬のアスファルトの上を泳ぎ 街に黙り込んでた信号機の色を青に変えてくれた 君の心が月の心が重なり合って見えたの 気になりだす気になりだす気になり出した君に月の気配(ツキノバン)混ざり合ってひとつの色となる 気になりだす気になりだす月には言わずもがな君の気配(ツキノバン)朝をじっと待った 月に話しか…

  • シャンディガフ – サカナクション

    ビールを飲んでみようかなストーンズジンジャーを入れて飲んでみようかなメスライオンみたいな野良猫が今日も庭をかけてく ビールを飲んでみようかな少し足りない方が僕にはちょうど良いかないつものようなこの侘しさが今日も僕の心を溶かしていく 消えた日々は泡の中それぞれのこと立ち入らず立ち入れぬままだけど 最後に僕が信じたのは少しの愛と少しのだらしなさかなレーズンバターみたいなこの甘さ手で触れるだけで溶けてく…

  • キャラバン – サカナクション

    砂に飽きたころキャラバンの百鬼夜行 シャツに汗模様砂嵐という色が柄となりカモフラージュした この不安ならいつものこの夜は暗くてもこの日々は不感症 君に会いたくても会いたくてもまだ日が暮れるまで歩かなきゃ この不安ならいつものこの道は暗くてもこの日々は不感症 砂漠のラクダ使い春夏秋冬 (ひととせ)は呆気ない 砂漠のラクダ使いうろ覚えの秘境 砂漠のラクダ使い恋心掛け合い 行こう砂の街ひとりでも行こう …

  • フレンドリー – サカナクション

    正しい正しくないと決めたくないなそう考える夜 正しい正しくないと決めた虚しさそう真っ暗になる 左側に寄って歩いた側溝に流れてる夢が 右側に寄って歩いたそこには何があるんだ 左右行ったり来たりの水と泥の淀 そう窓を開けた 正しい正しくないと決めたくないなそう考える夜 正しい正しくないと決めた虚しさそう真っ暗になる すぐに飲んで吐いた嘘本音を額に入れて飾る人 すでに飲んで消化した本音をゴミに出して笑う…

  • セプテンバー -東京 version- – サカナクション

    転んで 足元 つばを吐いた古傷くすぶっては 腹を立てた 自信 疑心 欲に幸全てグッと抱いては曇り空の下で湿った風仰いでた 僕たちは いつか墓となり土に戻るだろう何も語らずに済むならばいいだろうそれもまあいいだろう 心が貧しくなってたんだだからさ 道草食ってたんだ わずかな知識でも慰めになるから捜し求め歩いてはまた口つぐむだろう そして汚れた世界熱い背中にハローその頃の僕には湿った風が吹いてた 僕た…

  • ナイロンの糸 – サカナクション

    このまま夜になっても何かを食べて眠くなっても今更 寂しくなってもただ 今は思い出すだけ このまま夜にかけて多分 少し寒くなるから厚着で隠すあの日のこと 君が消える影が揺れる甘えてもう一歩 風が消える髪が揺れる甘えてる様 どれだけ 忘れたくてもどれだけ 君と話したくてもあの頃 感じてたことただ 今は思い出すだけ 縒れてた古い糸を静かに手で巻き取る様にいつかはわかるあの海のこと 君が消える影が揺れる甘…

  • ワンダーランド – サカナクション

    君は深い 卵の殻を破った雛初めて見たのさ ワンダーランド 甘えた声で鳴いた雛遠くに消えた蜃気楼 明けてく空に待ったした雛確かめたのさ ワンダーランド 寂しい声で鳴いた雛遠くに消えた蜃気楼 君は深い 羽ばたく雛 鳥になった小さく見えた ワンダーランド 大きな声で鳴いてみた遠くに揺れた蜃気楼 震える羽でタッチしたんだ確かめたのさ ワンダーランド 悲しい声で泣いてみたんだ夢から覚めた蜃気楼 人気の新着歌…

  • 茶柱 – サカナクション

    揺れてる茶柱何となく 見つめて咳したひとりごと 子供の頃ならただ泣いてごまかせたのに ずっと剥がせずにいた心の瘡蓋ゆっくりとふやけていつの間にか消えてくれたら 揺れてる茶柱何もいらないはずなのに 静かな言葉が何となく 伝わる気がした暑い夜 重なる火花が煙の中で揺れていた ずっと変わらないと信じてた心はゆっくりと擦れては重ね塗り傷は消えても 揺れてる茶柱何もいらないはずなのに 君の夢も見たくないのに…

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