サエラ

秋桜 – サエラ

淡紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜まりに揺れている
此頃 涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする

縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くりかえす
独言みたいに小さな声で

こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが浸みて来る
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った

あれこれと思い出をたどったら
いつの日もひとりではなかったと
今更乍ら我儘な私に
唇かんでいます

明日への荷作りに手を借りて
しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし元気でと
何度も何度もくりかえす母

ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は
もう少しあなたの子供で
いさせてください

人気の新着歌詞

仰げば尊し – サエラ

仰げば尊し わが師の恩教えの庭にも 早や幾歳思えばいと疾し この年月今こそ別れめ いざさらばたがいにむつみし 日ごろの恩別るる 後にも やよ忘るな身をたて 名を

子鹿のバンビ – サエラ

子鹿のバンビは かわいいなお花がにおう 春の朝森のこやぶで 生まれたとみみずくおじさん 言ってたよ子鹿のバンビは くり毛色せなかに白い てんてんよ細いあんよで 

雨 – サエラ

雨が降ります 雨が降るあそびにゆきたし かさはなし紅緒のかっこも 緒がきれた雨が降ります 雨が降るいやでもおうちで あそびましょう千代紙折りましょ たたみましょ

里の秋 – サエラ

しずかな しずかな 里の秋おせどに木の実の 落ちる夜はああ母さんと ただ二人栗の実 にてます いろりばたあかるい あかるい 星の空なきなきよがもの 渡る夜はああ

ふるさと – サエラ

うさぎ追いしかの山こぶな釣りしかの川夢は今もめぐりて忘れがたきふるさといかにいます父母つつが無しや友がき雨に風につけても思いいずるふるさとこころざしを果たしてい

金魚のひるね – サエラ

赤いべべ着た かわいい金魚おめめをさませば ごちそうするぞ赤い金魚は あぶくをひとつひるねうとうと 夢からさめた

赤とんぼ – サエラ

夕やけ小やけの赤とんぼ負われて見たのは いつの日か山の畑の桑の実を小籠につんだは まぼろしか十五で姐やは嫁にゆきお里のたよりも たえはてた夕やけ小やけの赤とんぼ

夕やけこやけ – サエラ

夕やけこやけで 日がくれて山のお寺の 鐘がなるお手々つないで みな帰ろう烏といっしょに かえりましょう子供が帰った あとからはまるい大きな お月さま小鳥が夢を 

月の沙漠 – サエラ

月の沙漠を はるばると 旅のらくだが 行きました金と銀との 鞍おいて 二つならんで 行きました金の鞍には 銀のかめ 銀の鞍には 金のかめ二つのかめは それぞれに

みかんの花咲く丘 – サエラ

みかんの花が 咲いている 思い出の道 丘の道はるかに見える 青い海 お船が遠く 霞んでる黒い煙を はきながら お船はどこへ行くのでしょう波に揺られて 島のかげ 

ゆりかごのうた – サエラ

ゆりかごの歌を かなりやがうたうよねんねこ ねんねこ ねんねこよゆりかごの上に びわの実がゆれるよねんねこ ねんねこ ねんねこよゆりかごのつなを きねずみがゆす

朧月夜 – サエラ

菜の花畠に 入り日うすれ見渡す山の端 かすみ深し春風そよ吹く 空をみれば夕月かかりて 匂い淡し里わの火影も 森の色も田中の小道を たどる人もかわずの鳴く音も 鐘

仲よし小道 – サエラ

仲よし小道は どこの道いつも学校へ みよちゃんとランドセルしょって 元気よくお歌をうたって 通う道仲よし小道は うれしいないつもとなりの みよちゃんがにこにこあ

思秋期 – サエラ

足音もなく行き過ぎた季節をひとり見送ってはらはら涙あふれる 私十八無口だけれどあたたかい心を持ったあのひとの別れの言葉抱きしめ やがて十九に心ゆれる秋になって 

さすらいのギター – サエラ

あなたに全てを 奪われた私めぐり逢うのを知ってたような 運命にひかれあなたに全てを 奪われた私唇噛んで 両目を閉じて 言葉さえ忘れあなたの思いのまま 変わってゆ

乙女のワルツ – サエラ

好きといえばいいのにいつもいえぬままに月がのぼる小道を泣いてかえった白く咲いてる野の花をつんで願いをかけるどうぞ愛があなたにとどくようにと好きなひとはいつしかほ

糸 – サエラ

なぜ めぐり逢うのかを私たちは なにも知らないいつ めぐり逢うのかを私たちは いつも知らないどこにいたの 生きてきたの遠い空の下 ふたつの物語縦の糸はあなた 横

ハナミズキ – サエラ

空を押し上げて手を伸ばす君 五月のことどうか来てほしい水際まで来てほしいつぼみをあげよう庭のハナミズキ薄紅色の可愛い君のね果てない夢がちゃんと終わりますように君

ヨイトマケの唄 – サエラ

今も聞こえる ヨイトマケの唄今も聞こえる あの子守唄工事現場の ひるやすみたばこふかして 目を閉じりゃ聞こえてくるよ あの唄が働く土方の あの唄が貧しい土方の 

そよ風にのって – サエラ

走り去る 町も村も森も(森も)あなたの瞳には うつらない(見えない)見つめる瞳も やさしいハートもそよ風にのって ほほえむ美しい 山も川も越えて(越えて)汽車は

Back to top button