クミコ with 風街レビュー
セレナーデ – クミコ with 風街レビュー
優しくささやく夜の歌
静かな森までおいでって
梢がさわぐよ青い月
遊ぶ影
秘密の庭には誰一人
来ないから
小夜鳥 かわりに歌ってよ
あなたに言えない愛の歌
小夜鳥 苦しいぼくの恋
知っていて
嘆きの綺麗な笛を吹き
揺さぶって
かたくなな胸が少しずつ
動き出すように
恋人よ そばに来て
抱いてて
優しくささやく夜の歌
静かな森までおいでって
梢がさわぐよ青い月
遊ぶ影
秘密の庭には誰一人
来ないから
小夜鳥 かわりに歌ってよ
あなたに言えない愛の歌
小夜鳥 苦しいぼくの恋
知っていて
嘆きの綺麗な笛を吹き
揺さぶって
かたくなな胸が少しずつ
動き出すように
恋人よ そばに来て
抱いてて
ワインのせいね 楽器のようにその手が触れると音符が零れた何度か深く傷ついたくせまた恋の魔力逆らえなかった私の生涯一素敵な夜 ありがとうさみしいときは恋歌を歌って
海鳴りのもっと深くで人魚たち 泣いてるみたい無理やりに鋏(はさみ)で切った愛だから逆に縺(もつ)れる運命(うんめい)を遮(さえぎ)りたくて出した手がもう折れそう
枯葉が散り 風に舞い大地に触れる音が鼓膜に届いたのあれは命の微かな悲鳴葉の雨に抱かれ人差し指 頬のカーブ撫でてこんな風にめぐり逢えたことも生まれる前に決まってた
恋に落ちるってのは本当の墜落立ってた地面が消え上下左右もなくfalling love falling love知り合って数秒後にはなんとなく理解し合えるどうやっ
白障子 指を束ねてコンコンと狐の影絵ねえお酒 弱くなったね言葉尻 ふっと途切れて静けさの落下傘たちぼくたちは抱き合っていてどちらかが手を離したら闇の底 墜落しそ
異国の酒も飲み慣れるよねだって食事が美味しそうだし鞄ひとつの軽い荷物があなたの自由 物語ってた港町 突堤に立てば360度哀しい景色さああ あなたは何かジェスチャ
会話の最後にため息ひとつあなたはあわててエア消しゴムで消すゴシゴシ嫉妬の焼け焦げそらした視線二人の透き間のギクシャクした時間渦巻くスプーンの形に毛布にくるまって
湖の岸であなたは枯れ枝に火をおこしてた火の粉たち風に舞うたび静けさの完璧な和音愛してる 愛してる何も不満はないけれど不協和音 いつからか空耳みたいに聞こえるの不
夜更け 眠れなくて裏町のバー意識飛ぶまで飲む年頃じゃないし何か話してお洒落なバーテンダー人生経験の深いとこ見せて私 自由だった後悔はない酔うとこの世の果て境界に