キタニタツヤ

  • 知らないあそび prod. indigo la End – キタニタツヤ

    見えないところにまだ浮ついた恥ずかしさが戸惑うピアスの穴透けて見えるような気がした おままごとのような触れ合いが勝手に馴染んでたんだよ 愛しくなる虚しくなる繰り返す遊びのようなわたくしごとあなたが知らない間にかいた冷たい汗 支えのないゴンドラ何の疑いもなく乗るあなたいつもより軽い耳で私は風を借りて踏み出す 揺れているよまだ進む気配もないのにな 嘘つく前優しくなる見飽きたのにまだ痛くって気付いたのに…

  • ナイトルーティーン feat. suis from ヨルシカ – キタニタツヤ

    少し大袈裟に喪失を歌う音楽に涙を拭われて退屈な映画のしょうもなさが背をさする夜 「今日あった出来事を話そう」「おかえりとただいまはちゃんと言おう」「夕飯の間テレビは消そう」なんとなくまだ守ってたいよ 風に洗われた犬ころみたいなぬるい幸せが大切だった ぴかぴかのコンビニへ歩くふかふかの布団で夢見る意味のないルーティーン君がいないだけさぷかぷかと煙を吐き出すすかすかのレイトショーを観る何度繰り返せばひ…

  • 青のすみか – キタニタツヤ

    どこまでも続くような青の季節は四つ並ぶ眼の前を遮るものは何もないアスファルト、蝉時雨を反射してきみという沈黙が聞こえなくなる この日々が色褪せる僕と違うきみの匂いを知ってしまっても 置き忘れてきた永遠の底に今でも青が棲んでいる今でも青は澄んでいるどんな祈りも言葉も近づけるのに、届かなかったまるで、静かな恋のような頬を伝った夏のような色のなかきみを呪う言葉がずっと喉の奥につかえてる 「また会えるよね…

  • Moonthief – キタニタツヤ

    うーんどうにかなってしまいそうな僕が僕でなくなっていくような誰かの人生に変わったとしてそれはそれで生きてしまえるような借り物みてーな日々だって愛着も湧いている神妙な顔して踊っている夜去、香り立つペトリコール あの月の眩しさが邪魔だった暗くて甘い夜が好きだったかばんの中で溶けかけたチョコレートみたいな曖昧なベーゼ 愛は死語になる、価値はとうに無く愛はもう地縛霊、彷徨しだす放射冷却で凍りついた街をすべ…

  • ラブソング feat. Eve – キタニタツヤ

    正しく汚し合っていた僕ら互いの悲しみに夢中さ痛くて舐め合った喪失感散文的な快楽でもいい 生きているのがどうしようもなく恥ずかしい気のせいだと思いたくて、思えなくて眠ることすらきみなしじゃ儘ならない 陶器のようで柔いその頬に傷をつけたい僕らみたいなクズにはそれしかできない 愛だ恋だと腑抜けた歌うたってきみという毒でキマっていたいね悲しいことばかり考えはじめて終わんないループずっと待っていたこのトキシ…

  • やんぐわーるど prod. NEE – キタニタツヤ

    残念、馬鹿だねムキになってしまってもパラッパふざけたい、壊したい申し訳ないけど「うん、ごめんね」 万歳、掲げてこの鳴り響く音が分かるなら衝動、止まれないとりあえず今日はそんなもんなんだ シャララ ここはどこだい?迷い込んでしまったの僕が望んで来たはずなのに 正しさも間違いも馬鹿なフリして分かってるそれなのに溢れた僕の失敗作 世界はまだ暴力的に僕らを笑っている分からないけどもうサヨナラ1人ぼっちで良…

  • 永遠 – キタニタツヤ

    喪失を、過ちを幾度となく重ねてきた自分という輪郭の怯えた線が愛しい 恐怖が染みついた世界でいつかは閉じるこの命で希望を探して歩く姿は美しい 心の奥で揺らめいている未来の灯火が燃え尽きるまで 僕が愛したこの世界に、永遠など望みはしないこの手が震えようとも、変わっていく未来を今日が最期だって構わない一秒先を見つめていたい呪いのような運命さえ抗い続けよう、永遠に 忘れること、失うこと傷と恐怖と歩むこと消…

  • 夜警 – キタニタツヤ

    真っ赤な眼の高層ビルがまばたきしている夜をこするように立つ不出来な世界を腐している 輝きなんてひとつたりとも無い生活が灯す明かりの群れが綺麗だね 鼓膜の奥の奥の奥まで浸すぬるい音の無い夜甘い匂い、誰も幸福に飢えている凍りつく野生の常夜灯千日手に陥る世界引き分ける相手もいないよ誰もいない誰もいない みんな眠っている幹線道路も、恋人の肌もみんな眠っている だらだらと終わっていく最中の景色僕らは緩い滑り…

  • スカー – キタニタツヤ

    青天井はどうしようもなく澄み渡っている為す術のない僕に芽吹いた焦燥が膨らんでいくどうしたって臆病な僕らを笑うように幾千の眼が覗いた 何度も何度も折れた魂をただ抱きしめるだけいつか灰になるその日まで 飲み込んできた悲しみの全てが僕を形作った 色で満たしたそうして歩いてきたんだろう?呼吸と同じようにひとつひとつ重ねてきたんだこの掌の 数えきれない消えなくなった傷跡が僕の証だ しるしだ向かい合ったあの恐…

  • PINK – キタニタツヤ

    はぁ嫌味なくらい美しく咲いている何を食って何を消化しているのか散らばった愛の吸い殻に舌打ち花見客はそういや何処に消えてしまった? 肺いっぱいに吸い込んだ喉が焼けるほどまで執拗にあんたで痛みたい樹の下に集る百鬼夜行夏の灯の羽虫たち美しさの糧になりたいみたい 異常なんだよ、ほら気づいていないんだ、だあれも気が狂いそうなほどの鮮やかさにあの樹の下にはXXXが埋まっている!あんたと同じもん食ってる化け物さ…

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