嫌われることでしか生きられない
自分の匂いで死んだりする
寒さに弱いから洗濯物に
とりついて日向ぼっこ
匂いが服につく
本当お前は可愛そうだよな
生きてるだけで嫌われて
跳ぼうとするものなら全力で避けられる
本当お前は俺みたいだよな
生きてるだけで嫌われて
この先ずっと辛いだろうから
今日は逃してやる
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俺は吸血鬼さいつから生きているのかすら忘れた血を吸ったら吸った分だけ長く生きれるのさだけど人間が好きだからネズミや野良犬の血で凌いで夜の世界に紛れて遊んでるのさ
「死にたいなんて言うなよ」「諦めないで生きろよ」そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて「それが嫌だから」っていうエゴ
散り際始まりを知っていた僕らは透明で純粋な青さを大人びた赤で染めた君は桜の子僕ら同じ髪色で同じ肌をしていたら千切れそうな君の体全て知れた気になれるだろうでもいい
僕らはやりたいことやるために描き続けた未来偉大さに欲望し続けて数年爪も髪も手入れ不足だ奪う側と奪われる側与える側と与えられる側気付くまで何度失った思い返すほど無
骨が軋む音がする爪が優しく乾いている本棚を掃除する時が一番心地いい大切なものがあったような愛しいものがあったような忘れたフリして覚えてんだよな今日もあの頃に戻っ
死にたくないから物語を書いていた時代じゃないのにペンを使った気取っていたんだ気が遠くなるほど物語を気取った大人になるのが本当楽しかった死にたくないから物語を書い
「昨日人を殺したんだ」君はそう言っていた梅雨時ずぶ濡れのまんま部屋の前で泣いていた夏が始まったばかりというのに君はひどく震えていたそんな話で始まるあの夏の日の記
こぼれ落ちたものばかりだペットはコンビニに捨てた仲間も全て切り捨てた幸せになれるはずがないのさゴミの分別だとか明るい挨拶とか悪者なんだから全部が無駄なのさ言葉よ
ある朝目覚めると俺は大人になっていた声も枯れてシワも増えて目の下にクマが出来ている少しばかりの筋肉と肩幅も少しついたらしい部屋の隅に転がる靴下その隣で異臭を出す
安っぽいバーのテキーラが消毒液みたいな匂いで安っぽい思い出と全部一緒にトイレに吐き出した運命とかそういう話がしたいのさいつだって安心がしたいから今日は腐っとくよ
「音楽で金を稼いでいる俺たちは終わりだ」そう言って君は心臓をダイヤモンドに変えた高そうなソファの上で変わり果てた君の心臓を手に取って僕は溜め息をついた最近流行の
死んでしまうなら手羽先みたいに引き裂いて僕の全てを喰らい尽くして笑って僕の液でぐちゃぐちゃになるまで踊ってそれでいいんだよそれでいいんだよ仕事なんてクソどうでも
春空で昔を思い出したやる気なら桜と共に散った考えなくても景色は変わるから夏雲を見ると文字が浮かんだそれでも形にはならなかっただって だって だって全部偶像だ偶像