カタソビ

深海魚 – カタソビ

「君っていい人だね」その言葉は
無意識に首を締め付ける
何も知らないあの子の笑顔を
汚い感情で塗り潰した

光の届かない深い海の中
一人きりで泳いでいる

現実を知るたびに溺れそうになるよ
泡を吐いて呼吸を止めて
ここにいる意味なんてわからなくなって
もう元には戻れないよ

「可哀想」と語る視線が交わる
「大丈夫?」と偽る正義
嘲笑うように遠くの方で
カラス達が歌い出す

震える指先 冷たい海の中
私の帰る場所は何処?

出口のない迷宮のよう
青い魚は彷徨いながら
いつか見た夢の続きを
探して泳ぐ

現実を知るたびに溺れそうになるよ
泡を吐いて呼吸を止めて
ここにいる意味なんてわからなくなって
もう元には戻れないよ

見上げた空の色 泣きそうになるよ
乾いた鱗を輝かせて
今はまだ届かない願いだけど
いつの日か 祈っている

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