エセン(山本一慶)

as a wind – エセン(山本一慶)

あてどなく漂う 空蝉(うつせみ)の鳥影(とりかげ)
荒野に散らばる轍(わだち)は 誰が為にそこに在るのだろう

降りそそぐ陽光(ひかり)と 淡い眩暈(めまい)
まぶたに揺らめいた残影(おもかげ)

透きとおる青を見上げて
飛べない僕は手をかざすばかり
頬伝い あふれ落ちる
涙の理由(わけ)さえもわからぬまま

茫漠(ぼうばく)と降り積む 翅(はね)のない戯言
水面に映った刹那は やがて音もなく消えてゆく

流れゆく花びら 掬(すく)い上げて
途方に暮れながら佇(たたず)む

何故だろう きみを知るたび
この世界が色彩(いろ)を帯びてゆく
吹き抜ける こんな気持ち
少し戸惑うけど悪くはない

空の色 刻々と変わるように
心もまた変わり続ける

透きとおる青の向こうに
明日を想い 手を伸ばす そっと
吹き抜ける 誰も知らない 彼方へと
すべては風のように

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