エスカーゴ

  • アンテナ – エスカーゴ

    ポストに積もる請求書と宅配ピザのオンパレードたまったゴミも捨てないまま今日も終わるのね てんやわんやで手につかない過去も未来も思いつかないたいしたことは無いのだけど地球と空回りしてる だけどほんとはね ドラマのよにグラスを傾けてみたいのですアンテナを張り巡らせ世界のことを知りたいのです 前にもまして増えたカラスが僕の前を我が物顔で過ぎ去ってゆくよ鋭い目で僕を残して なんだかんだでまた終わる今日も明…

  • 鳩 – エスカーゴ

    満足なのかわからない それだけが気がかりでならない数えても足りないくらい あやまちばかりの僕ですが たまには手紙を書きます 必ず枯れた花や争いも全て いつからか僕たちは明日を忘れていたティッシュにくるんだ月夜をすてたくなくて何処からくるんだろうか明日は現れた昨日までがまるで嘘ではばたくしかなかった おいしい餌のありかは誰が知っているのだろうか次々に飛び交う群れ 何も知らないくせに飛び交う 寄り道を…

  • 帰ル – エスカーゴ

    渋滞まだおさまらず灰色のガスが立ち上る夜みんなの顔気になるね塞がりレオンも尻尾を振るだろう僕を呼ぶ声がするはるか遠くのあの人だ僕を待ってる人がいるはるか昔のあの人だ うちへ帰ろう懐かしいあの香りと青い空がほら僕の鼻先くすぐって恋しくなる夕日が落ちるその前にあなたの顔思い出せばほらあのときのまま公園も桜並木 やわらかだね風の音みんなの便り届けてくれる桜舞い散る春が来る夏の花火の足音や切ない夜と秋の空…

  • 六月のあなた – エスカーゴ

    あじさい畑の遠いお空に浮かぶのは紫のかわいた星屑三年の月日が経ってあなたもね多少なり歳をとったでしょう カタツムリのように誠実なあなた青い葉の下で私を守ってくれたのに 今この空を見上げてるこの気持ちあなたは知らず傘もささずに降り続く雨の音懐かしすぎてまたひとつ歳をとるあなたにも聞こえてるかな あなたがくれた一枚だけの手紙もね写真もね全部捨てたのになぜだろう心の中は何一つ捨てきれずふくらむばかりで …

  • ヤマモト – エスカーゴ

    お前との付き合いも長くなったけどまだまだ腹に据えかねることばかりだぜ部屋のポトスに水をやってくれ 初めて会った時の事まだ覚えてる落書きだらけのギターを小脇に抱えスカした顔でかき鳴らしていた いつの間にかころがり込んで来た頃は昼も夜もなく 誰彼かまわず部屋に呼んではイチャイチャしてる オウ やめてくれ 俺のリズムが狂わされてるオウ このままじゃ 夢の続きも見えてこないよマジな所みせてくれないか 一つ…

  • 男 – エスカーゴ

    ほんとにたいしたことはないほんとにやるせない中身は子供同然だけど出るものは出るね ユーウツなんです息もできないくらい情けないんです何も手につかないんです 僕は僕でして僕しか通れない道幅は狭くて こすりそう誰も通れない 気付けばいつも1人きり誰にもなじめない 嫌われるのは得意なのになぜか嫌いになれない不器用なバカ野郎だね 僕は自由で孤独でさりげない男になり君を忘れてまた繰り返す 大きな大きな宇宙のす…

  • ヤブレター – エスカーゴ

    うまくいかない恋の話笑えない事実だし 黒か白か迫られても答える権利などない ドラマにはつき物のハッピーエンドもない 当たり前だ考えればまだまだエンドじゃない たまに笑って 好きにすればいい過ぎ行く時間は同じだし 後ろ向きもいいね 悪くないね枯れるまで泣くのもいいね 慰めでも同情でもたいした変わりは無い 薄汚れたの鏡の中正直な姿がある 仮面の奥 無理に癒せない消すことなどできないから 重たげな武器置…

  • スピード – エスカーゴ

    人けも無い 通りも少ない 何がなんだかわかんない裏切りとスカした奴でもう腹の内側わかんないそう頭の中は単なるエゴイスト スピード上げて 邪魔するものを跳ね飛ばしてく誰にも見つかるなよスピード上げて 愛想振り撒く馬鹿なあんたを天まで跳ね上げてそうだ振り落とされぬようにつかまってろ 自分だけ悲劇のヒロイン そんなに甘いもんじゃない愛されたいすぐ愛されたい もうただの成り上がりじゃないそう頭の中は単なる…

  • ゲーム – エスカーゴ

    オゥイエイ 晴れた夜空に全てを賭けて祈ってみようぜどうだい 見たことないだろう 新しい明日が生まれそうだろう 懐かしいにおいがして胸の奥をつままれるような妙な感覚行き先をつげぬままで風が吹いたら知らん顔で抜け出してよ 意味なんてしょうもなくて 考えたくもないよありのままでいいじゃない 夜が来るのを待てよ オゥイエイ 晴れた夜空に全てを賭けて祈ってみようぜどうだい 見たことないだろう 新しい明日が生…

  • ジョンへ – エスカーゴ

    ぬるま湯に浸かって明日を夢見た蛍が見える 蛙が嘆く 吸い込んだ空気は僕にぴったりだよとっても体が癒されてるんです ぬるま湯に浸かってあさってを夢見た仲間だっている 恋人もいる 取り繕えないほどの失敗したどきどきするよな恋もあって でもここから見える柵の向こうは 見えなくて 見ようとしてなくてこの先は 無いと思い込ませたこの僕に 教えてくれないか?この今は そんなに大事なのか? 見えなくて 見ようと…

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