エカテリーナ

古いお城のものがたり – エカテリーナ

木洩れ陽ゆらす 風のささやきは
むかしむかしをもの語る
森のその奥に ひっそり眠る
古いお城のものがたり
風のなか 飛びかう鳥 薫る花
風のなか 飛びかう鳥 薫る花

ひとみの奥に やどる哀しみは
森の秘密に誘われ
少女は胸を ふるわせながら
古いお城に迷いこむ
涙あふれ はじめて見る 夢の世界
涙あふれ はじめて見る 夢の世界

枯葉が踊り 冬は訪れる
時のたつのを忘れて
少女はひとり 夢とたわむれ
古いお城に暮らしてた
白い雪に染められ 少女はいま 妖精に
白い雪に染められ 少女はいま 妖精に

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ホッキョクグマ – エカテリーナ

遠く遠く地球を北へ寒くて冷たい氷の国へホッキョクグマの白い世界へ見わたすかぎりの氷の広野激しく突き刺す風さえもホッキョクグマの命を守る何百年何千年 変らぬ姿が 

君にありがとう – エカテリーナ

悲しい時は この涙を受け止めて くれる人が嬉しい時は この喜びを分かち合う 人が欲しい今日まで 一人だったけれど今日から傍に君がいる生まれてくれて ありがとう僕

秋の白樺林 – エカテリーナ

茜色の空の下に 白樺続く道言葉もなく足もとを見つめ 思い出をたどればラルーラ ルーラ あなたは いない呼ぶ声 響くだけ幾度となく 夢からさめて 悲しみ募る日は涙

港が見える丘 – エカテリーナ

あなたと二人で 来た丘は港が見える丘色あせた桜 唯(ただ)一つ淋しく 咲いていた船の汽笛 咽(むせ)び泣けばチラリホラリと 花片(はなびら)貴方と私に 降りかか

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