ウィンリィ・ロックベル(豊口めぐみ)
銀時計 – ウィンリィ・ロックベル(豊口めぐみ)
迷う必要もないくらい ちゃんと私はいつもそばで
あなたの想いもひどい痛みも 一緒に感じていたでしょ?
何をこの距離で 黙ることがあるの?
覗き込むほど隠すような あなたを写す銀時計
知らなかったほうがよかったなんて思わないよ
こんなに強い私だから かわりに泣くことだって出来る
そうやって全てを見せないことが 優しさのつもりならね
嫌だよ 勘違い 私にはいらないの
思い出すほど速くなる 針の音刻む銀時計
そこに少しだけでも 私のことも 刻んでいて
冷たいその手の奥の温もり 私は忘れてなんていない
ため息零す今さえも 置いて行かれそうな銀時計
もしもいつか壊れそうな ことがあったらなにもかも
全て理解するわ ちゃんと私にみせにおいで
ここにおいで