イダセイコ

ふりだしの場所で見上げた青い空 – イダセイコ

繰り返す
右回り 2周の小さな物語
ぼんやりと書きなぐる あらすじは
書いては消し 消しては書いて
書いて書いて書いて また消して
それでも未来は自由に 書いて書いて

人は皆 青い空のその果てに
あの日を見つめてる
つまづきながら 途方に暮れながら
何度も確かめるように
抱きしめる どこまでも高く投げた 祈りを
ふりだしの場所で見上げた 青い空を

やり直す
右回り 時間は元には戻らない
ぼんやりと書き直す 昨日なら
書いたって意味のないことよ
なしよ なしよ なしよ 過ぎたこと
浸ってみたって痛いし なしよ なしよ

人は皆 青い空のその果てに
あの日を見つめてる
ただ がむしゃらに 駆け抜けた日々に
憧れど もう戻らない
忘れない いつまでも 深く刺さる 傷跡(いたみ)を
ふりだしの場所で見上げた 青い空を

人は皆 青い空のその果てに
あの日を見つめてる
つまづきながら 途方に暮れながら
何度も確かめるように
抱きしめる どこまでも高く投げた 祈りを
ふりだしの場所で見上げた 青い空を

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