アントニオ古賀

一つ星 – アントニオ古賀

生まれて父の 温もり知らず
やつれた母と 山川越えた
長い切ない 去(こ)し方の
空に輝く 一つ星
あれがおまえの 父さんだよと
教えた母も いまは亡く

父親知らずに 父親となり
悩んだものさ どう在るべきか
見様見真似で 育てたが
みんな良い子に 成れたのは
わしが守った お陰じゃぞよと
一番星が 肩を振る

嵐がすぎて よく晴れた夜は
窓辺に呼ぼう 一番星を
月はやさしい お母さん
側に輝く あの星は
あれは君らの じいちゃまだよと
指さす我も 早や五十路
指さす我も 早や五十路

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君慕い うたうよフジヤマおまえは愛 おまえは心そのすがた すべてをうばうよそれはフジヤマ わがあこがれセ・ジャマ・フジヤマ月も星も 君のためセ・ジャマ・フジヤマ

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