アローナイツ

  • ひとり札幌 – アローナイツ

    街の灯りが 滲んでゆれる女ごころで あなたがゆれるこの世でいちばん 大事な男と別れてしみじみ 知らされた何処にいるのよ あなたは何処に涙 涙ひきずり…ひとり札幌 愛を映した グラスを見つめそっとつぶやく 愛しい名前ふたりが出逢った 新宿通りおもかげ相手に 飲んでいる何処にいるのよ あなたは何処に花を 花を散らして…ひとり札幌 夜のススキノ 噂を追えば風の寒さが この身に沁みるあなたと初めて 結ばれ…

  • 君の生まれた夏~父からの手紙~ – アローナイツ

    産声が 聞こえた時は嬉しくて 嬉しくて 泣いたっけ君の生まれた 夏の朝父さんには 天使のようだった しょうぶ湯に 入った季節衝撃が 体中 走ったよ君のちいさな 手を包みなぜなんだ なぜなのと 叫んだよ 七夕に 願いを書いた優しさと 思いやり 明るくと自分自身に 苛立って反抗期は 母さんを 泣かせたね 誰とでも 両手を広げ喜びを 全身で あらわした旅をしながら 学んだね車いすも 大切な 友達さ 氣が…

  • ぬれて大阪 – アローナイツ

    待っているわと 叫んだ声もつめたい男に とどきはしない雨の新地は 流しの歌もふられた女の歌ばかりアアアー濡れて大阪アアアー濡れて大阪あなたあなた愛して 涙のぶるーす どこにいるのと 夜風にきけばひとりで飲んでた いつもの店で嘘よ昨夜は あの娘といっしよ肩よせあってた 御堂筋アアアー濡れて大阪アアアー濡れて大阪あなたあなた愛して 涙のぶるーす どうせだめさと わらわれながら夢にすがって 三寺あたりい…

  • 六日町ブルース – アローナイツ

    憎い貴方を 憎めずに渡りきれない 未練川西へ東へ 噂を求めあなたあなた探して 来た町は雪が冷たい 肩に冷たい六日町ブルース 他人に馬鹿だと 言われても貴方ひとりを 信じてる夢をいちりん グラスに浮かべひとりひとり飲んでる 坂戸橋命せつない 涙せつない六日町ブルース きっと貴方も 今ごろはわたし探して いるはずよ富士見通りの 灯りの中に揺れる揺れる面影 なぜ遠い忘れられない 忘れたくない六日町ブルー…

  • 献身 – アローナイツ

    どしゃ降り雨に 傘もなくあなたを探して 歩いていた浮気な風に 誘われて今夜もきっと 帰らないあんな男と いわれてもこの世で一人 ただ一人尽して 尽して みたいから諦めないわ 愛したい女って男で 変るのよ 照れくさそうな 朝帰り黙ってあなたに しがみつくお疲れでしょう お茶いかが事故ではないかと 気にしてた信じることも 生甲斐よこの世で一人 ただ一人尽して 尽して みたいから諦めないわ 愛したい女っ…

  • 女 こころ 雨 – アローナイツ

    好きな男に 総てを捧げた弱い女を 責めないで運命に負けた 女の肌に冷たい風が吹きつけるレイニー レイニー インマイハート女の心に雨が降る十字街の 灯が揺れる 苦いお酒を 涙で割って今日も淋しく 飲んでいる貴方がくれた 思い出だけじゃ私は生きて行けないとレイニー レイニー インマイハート女の心が雪になるレンガ通りの 岩見沢 うしろ姿の 倖せばかりついて来るのね 何処までも待つことだけの 女になんてな…

  • 旅詩 – アローナイツ

    風の町 旅のつれづれ 灯が点りゃ半端がらすの おいらの胸にじんと泌みるよ 湯の煙り流れて他国の 仮の宿 今日もまた街道すずめよ ねぐらはあるか早くお帰り ああ日が暮れる 旅の空 人の情けと 浮き雲は風の吹くまま 東へ西へ旅でござんす この俺も茜の山々 鳴いて飛ぶ 夫婦どりやくざな俺にも 昔はいたよ胸にすがって ああ泣いた奴 北へ行く 夜行列車の 哭き笛が遠い故郷の 想い出ゆすりゃ旅の酒さえ 苦くな…

  • 骨から泣きたい雪子です – アローナイツ

    もう一度あたしを 愛してほしい男ごころは もどらない夜のすすき野 酔いつぶれ真珠色した 雪に泣く女をなぜに いじめるの骨から泣きたい 骨から泣きたい雪子です 一緒になろうと 通ってくれた甘い言葉を 信じたの凍りつくよな 路地灯り赤いネオンの 止まり木で空似の人に 肩よせて骨から泣きたい 骨から泣きたい雪子です 尽くして死にたい あたしを捨てて誰にあげるの 幸せをあなた一人に あまえたい未練さびしい…

  • あきらめてララバイ – アローナイツ

    握る受話器の向こうに あなたの顔が浮かぶここは異国の街 心さえ遠い愛を重ねた日々を 白紙にするわさよならを最後の 言葉にしてあきらめてララバイ 灼熱の嵐青いモスクがまるで 宝石のようあきらめてララバイ 憂いに満ちてワインよりもカシスの酒で 酔いしれましょうか 二度と逢わない約束 心に決めてきたの急ぎすぎてた愛を 眠らせる為に違う生き方きっと みつけてみせるふりかかる未来を 一秒ごとあきらめてララバ…

  • 好きにしていいよ – アローナイツ

    あなたを 私のベストファイブに 入れたげるわと指を折る手が 小憎らしいね好きにしていいよ好きにしなよと懐深く 装っていても他の男を 見るときのおまえの流し目が 気がかりなのさ おまえの好みに無理に自分を 歪めてまでも独り占めする つもりはないさ好きにしていいよ好きにしなよとグラスの底に かんしゃく玉をそっと沈めて のむ酒に悪酔いしそうだぜ 今夜もきっと 夜更けの舗道に膝を折り曲げ 両手をついて拝み…

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