アクラム(置鮎龍太郎)

終焉の儚き願いとは – アクラム(置鮎龍太郎)

ああ 散り急ぐ紅葉
もう いいのだ
その 最期の際の 美しき深紅よ

お前 お前が離さぬ この手は幻だ
否すべて 亡霊の身よ
お前が 泣くことはない

今 終焉が 始まるのだ
永久の 絶望の 祝福よ
破滅に向かう 欲望を
拒む あどけなき横顔

…儚き願い 私のものに…

ああ 仮面をはずす
そう たわむれ
その 指先の望みは 何でも許そう

お前 お前が涙で 紡いだ蜘蛛の巣を
幾千の 紅葉で飾れば
ふたりの 棲家になろう

ああ 終焉が 始まるのだ
永久の 沈黙の 喝采よ
破滅に向かう 静寂に
響く 鈴虫の啼き声

…哀しき音色 お前に似合う…

今 終焉が 始まるのだ
永久の 絶望の 祝福よ
破滅に向かう 欲望を
拒む あどけなき横顔

滅ぶ世界に 手を貸すより
姿 鈴虫と 成り果て
愛しいお前の 為にだけ
旋律う至福を ふと妄想う

…愚かな願い 己を嘲笑う…

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