アクラム(置鮎龍太郎)

終の刻に抱くもの – アクラム(置鮎龍太郎)

水に映る お前の姿
崩しながら 愛でようか
何もかもが 対(つい)の理(ことわり)
崇拝と支配 闇と炎(えん)

真っ直ぐに 伸ばすその手
引き寄せて迷う 愚かな刹那

遠く遠くに 響く
お前の囁き この胸に触れる
全てくだらぬ この世
淡きくちびるの お前を奪おうか
終(つい)の果てに

空を仰ぐ お前の姿
風で乱し 泣かそうか
末を待つ世 互いを別つ
偽りと真(まこと) 天と地

微笑んで 私を呼ぶ
怖れさえ知らぬ 無邪気な罪よ

遙か遙かに 霞む
細きその身体 手折りそうになる
全てくだらぬ この世
儚くて強い お前の他などは
握り潰す

犠牲 静寂 破滅
温もりは邪魔だ 欲しい筈がない

枯れて枯れ果て 朽ちろ
野望を奈落に 飲み込ませようか
全て全ては 無常
穢れなきままの お前に背中向け
天に放つ

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ああ 散り急ぐ紅葉もう いいのだその 最期の際の 美しき深紅よお前 お前が離さぬ この手は幻だ否すべて 亡霊の身よお前が 泣くことはない今 終焉が 始まるのだ永

日蝕の鍵穴 – アクラム(置鮎龍太郎)

緑瑪瑙の足枷を 引き摺る蜃気楼瞼には氷晶の 砂漠が広がる火蛾が逃げ水に 身を投げ溺れる美しき終焉と 不死酒でも呷ろうああ お前を 氷杭の檻で愛でようか否 お前を

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