みやさと奏

東京迷路 – みやさと奏

街の灯りで つぼみも開く
そうよあたしは 夜の花
嘘も上手に つけるほど
悪い女に なりました
そりゃあ時々 寂しくて
ひとり泣いたり するけれど
切ないね 悲しいね
曲がりくねって行き止まり ハァ…東京迷路

惚れて尽くして 捨てられました
だってあたしは 夜の花
夢は十九で 反故(ほご)にして
生きて来ました 生きて来た
スッと流れる 流れ星
北の空まで 飛んでゆけ
酔わせてよ 飲ませてよ
歩き疲れてつまずいて ハァ…東京迷路

いつかあたしの 人生を
誰か見つけて くれるまで
待ちながら 揺れながら
今日の続きはまた明日 ハァ…東京迷路

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約束します – みやさと奏

木洩れ日ゆれて サラサラと優しい風が 涙をぬぐう見慣れた文字の 絵葉書を両手でしっかり 抱きしめる世界で一番 大切なひとかあさん喜ぶ あの笑顔 そう 見たいから

風港 – みやさと奏

風よこの恋を 叶えてくれますかたとえつらくても ふたりと決めました峠(とうげ)ノ神山(かみやま)おろし吹く 北の入江にも白い…白い石楠花(しゃくなげ) 乱れ咲い

運命の海峡 – みやさと奏

波間に浮かんだ小枝の上で渡り鳥は 羽根を休めるという私なら命が尽きるまで飛んで あなたに逢いにゆく恋がこんなに 苦しいとあなたに出逢って知りました…男と女のあい

かもめ町一丁目 – みやさと奏

吐息しぼって寝返り打つと波止場のかもめが夜啼(な)きする右の枕はあんたの陣地あれからぽっかりあいたまま海の男は遊んでなんぼ惚れたら負けよと笑われて膝っこまるめて

海猫のら – みやさと奏

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逢いたくて金沢 – みやさと奏

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情なし – みやさと奏

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ながれ星 – みやさと奏

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もいちど生まれてくる時は – みやさと奏

もいちど生まれてくる時はわたしは女を選ばない雨の新宿 ネオンの花火行きずり くちびる 爪の跡街にまぎれて 恋にはぐれて今更どこへも 帰れないもいちど生まれてくる

カモメさん – みやさと奏

陽はのぼる 船は行く白い波間に カモメさんあのひとは いまどこにひとりしょんぼり つぶやくのカモメさん カモメさん どうすりゃいいのわたしこころが 行き止まりあ

室蘭恋はぐれ – みやさと奏

涙かくした この掌(てのひら)も夢を見ただけ 幸せでした海猫(ごめ)に尋ねた あなたの行方(ゆくえ)ふたりの命 ひとつに重ね朝を恨んだ 絵鞆(えとも)の岬愛がさ

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