みなみらんぼう

都会 – みなみらんぼう

夕暮れの街角で 人込みに紛れたら
わたしのちっぽけな 悲しみのありかなど
笑い声や音楽や 車の音にかき消され
まるで嘘みたいだとショーウインドウが歪む
それでも涙はちゃんと流れてきて
やり場のない孤独が どっと押し寄せてくる

愛のない優しさは 酔わないアルコール
にぎりしめていたはずの 夢は
傷つきやすい 胸に降りつもり
いくつものちいさな 砂漠をつくる
ブルースが聞こえた 少年の頃のように
見えない扉を なんども押すしぐさ

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向こう岸に行きたい – みなみらんぼう

川の流れを見つめ 女が言った向こう岸まで 私を連れていって向こう岸には きっといいことあるわあんたと二人で 幸せになりたい流れは深く速く もちろん橋はないし男は

山遊歌 – みなみらんぼう

またいつか 会おうねあの山に 花が咲く頃サンカヨウやキヌガサソウが風に揺れて 呼んでる水の流れ 雲の流れあの日はみんな 輝いていた野の花のように 自由でまたいつ

空飛ぶ鯨の話 – みなみらんぼう

ある朝ある町で鯨が空を飛んでた海よりも広い大空 夢を求めて飛び立った昔の森の中には鯨が暮らしていたしあわせの花の咲いてた森で楽しく遊んでたいつか時代(とき)の流

哀しみのバザール – みなみらんぼう

路地裏で買った安物の青いトルコ石の指輪には無理に削られたイニシャル誰かの愛の古い傷跡降りそそぐ 陽ざしの街角には日曜日のバザールが立ち並び思い出も明日の夢も埃に

途上にて – みなみらんぼう

風が激しく吹いている愚かな昔みだらにすぎて道は途上で夢も破れたそんな昔はまぼろしか風よ運べ燃える思いを火を放て俺の心に過ぎ去るものは過ぎ去ればいい流れるものは流

もしもある日俺が – みなみらんぼう

もしもある日俺が 山で死んだらザイル仲間のお前に 遺言をたのむ親父を訪ねてくれ そして伝えてくれ人間らしく最後まで あきらめなかったと母に話してくれ 笑って逝っ

酔いどれ女の流れ唄 – みなみらんぼう

酔いどれ女が今夜も一人酒場でグラスを抱いている 睫を濡らしてほれた男に 命を預けて流れ流れた夜の川 男はもういない酔いどれ女が ルージュを噛めばさすらい暮らしの

コートにスミレを – みなみらんぼう

まだ肌を刺す北風が 君の髪の毛を胸の想いを 語るように乱しては過ぎるなんて辛い恋の終わりか 言葉も少なく愛のかけらを 重ね合っても 空しく崩れるコートにスミレの

嗚呼あけぼの荘 – みなみらんぼう

二日酔いには酒がいいと 悪い友達がいう痛む頭にたえかねて 一杯やったらこれが意外 心浮きうきスッキリ明るい未来に さあさ張切りもう一杯器量三分体が七分 そんな女

ウイスキー・ドリーム – みなみらんぼう

オー ウイスキー ドリーム回れよ回れ 俺の風車芝居が終わった ピエロみたいだよ俺の悲しみが 消えてしまうまで回れよ回れ 酔いどれて回れせめて この世の女たちよ男

波 – みなみらんぼう

寄せては返す 波の音も恋が終われば 泣いているよう楽しい日々も 過ぎてゆけばため息ばかりの波の音さ明日はきっと 歩き始めるさだから今日だけは波に身をゆだねてあな

別れのバス – みなみらんぼう

もう泣かないで さよならしましょう最終のバスが すぐ駅を出ますもう少し僕が 大人だったなら君を幸せに できたかもしれないやさしさが 風に遠ざかる何もかも 言葉に

誕生 – みなみらんぼう

病院の廊下を歩く 靴音が乾いて響く僕が生まれて 大人になって恋をして結ばれた そしてもうすぐ僕達の新しい生命が生まれるこれから生まれる子供は 21世紀に向うその

ルイ – みなみらんぼう

並木通りにある小さな画廊の飾り窓痩せた女のデッサンが朝の銀座をみつめてるその娘の名前はルイといい 酒場に務めていた気だてのいい娘で浮いた噂の一つも聞かない娘だっ

回転木馬 – みなみらんぼう

十九だったあの頃は 君はまだ化粧もなく売れもしない歌を僕は書いては君に聞かせたっけ長い髪を肩までたらし君と僕は見つめ合うだけそれだけでしあわせだった若き日の僕た

友をたずねて – みなみらんぼう

遠き友を訊ね バスを降りた町は波の音も間近な 小さなさびれた港日焼けた笑顔の君は 土地の言葉で話す君は僕の荷物を みんな両手にかかえてさ窓を全部開けた 座敷にあ

夏のページ – みなみらんぼう

夏はひとりぼっちに見えた子供たちの夏休みが終わってさわさわと風わたるお花畑君の胸の痛みはとれたろうかすり減ったスニーカー 片方だけころがってるバンガローの入り口

乾きゆく夏 – みなみらんぼう

とうもろこし畑を 乾いた風が吹き抜けて夏はゆく 愛を置き去りに燃えた後の灰のような 寂しすぎる心の中に目を閉じれば白い波が 音をたてて押し寄せる強すぎる光で 君

帰郷 – みなみらんぼう

バスを降りた僕の故里 夏の草に覆われ老いた父母迎えてくれた 庭に赤いほうずき積もる話のひだに わずかの酒がしみたのかひじを枕に老いた父は 軽いいびきをたててる幼

ポケットに夏の日 – みなみらんぼう

ポケットに夏の砂が遠い海の匂いを運ぶよ一つまみの光る太陽けむるように こぼれて落ちたよ時を忘れた あの頃の二人君と僕 そして夏の海今はもう涙の中透き通る風の色ポ

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