みうら晶朗

望郷五木くずし – みうら晶朗

故郷は どんなに どんなに 遠くても
いつもこころの 中にある
夕焼け ネムの木 母さんの
背中が恋しい 子守り唄
おどま 盆ぎり 盆ぎり
盆から先きゃ おらんど
盆が早よ来りゃ 早よ戻る

故郷に 残った いとしい あの人は
今じゃやさしい 人といる
たまには 電話を くれるけど
訛りも似ている 父さんに
つらい 恋して
夢から 醒めりゃよ
もっと他人に なるばかり

故郷は 涙の 涙の 隠し場処(ばしょ)
何度埋(うず)めに 来たことか
まぶたを 閉じれば 泣けそうに
想い出はるかな 山の果て
花はなんの花 ツンツン椿
水は天から もらい水

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望郷新相馬 – みうら晶朗

花は咲いても 淋しいものは人の別れと 春の雨会津恋しや 遠い空帰りたくてもナー 帰れはしない土産ばなしも ない今は ない今はハアーはるか彼方は 相馬の空かヨーナ

望郷よされ節 – みうら晶朗

星が星が 星がまたたくよ遥か故郷は その向こう風のすきまに 望郷よされコップ持つ手が かじかむ冬だああ 帰ろかな 帰ろかな よされの里よよされ よされ ああ‥‥

あなたのギター – みうら晶朗

人差し指で 爪弾くギター あなたが好きな歌でした今はひとりのこの部屋に ポロロ… 淋しく響きますあぁ 外は雪ですねかじかむ指が恋しがるあなたの温もりを優しさを 

岩木山 – みうら晶朗

しんしんと雪が 津軽は北のはてしばれる この身を 三味の音(ね)と歩いて人生 五十年あぁ…見ててくれたか 岩木山流した涙は 忘れたが忘れない…人の心の温かさ流れ

女の雨 – みうら晶朗

そぼ降る雨に 傘もなく寒さに震える 私の肩を抱き「これでいいよ、いいんだ」と 背を向けたひとさだめ恨めば 眠られず あぁ…今夜だけは 一人きりで 泣いて泣き通す

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