みうら晶朗

望郷よされ節 – みうら晶朗

星が星が 星がまたたくよ
遥か故郷は その向こう
風のすきまに 望郷よされ
コップ持つ手が かじかむ冬だ
ああ 帰ろかな 帰ろかな よされの里よ
よされ よされ ああ‥‥

酒に酒に 酒におぼれてよ
ぐずる ぐずる はぐれ者
夢もちぎれた 他国のくらし
いまじゃ会えない あの子やあいつ
ああ 呼んでいる 呼んでいる よされの里よ
よされ よされ ああ‥‥

雪は雪は 雪はどか雪よ
山に里に 降りつもる
北の念仏 あのわらべ唄
鳥は帰るか 吹雪の中へ
ああ 母の顔 父の声 よされの里よ
よされ よされ ああ‥‥

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