みうら晶朗
岩木山 – みうら晶朗
しんしんと雪が 津軽は北のはて
しばれる この身を 三味の音(ね)と
歩いて人生 五十年
あぁ…見ててくれたか 岩木山
流した涙は 忘れたが
忘れない…人の心の温かさ
流れて 流れて 生きてきた
故郷のみじかい 春に花薫る
津軽 恋しい 鳥の声
見えぬこの目の 友(つえ)だった
あぁ…見ててくれたか 岩木山
流した涙は 忘れたが
忘れない…三味の音色に励まされ
流れて 流れて 生きてきた
しんしんと雪が 津軽は北のはて
しばれる この身を 三味の音(ね)と
歩いて人生 五十年
あぁ…見ててくれたか 岩木山
流した涙は 忘れたが
忘れない…人の心の温かさ
流れて 流れて 生きてきた
故郷のみじかい 春に花薫る
津軽 恋しい 鳥の声
見えぬこの目の 友(つえ)だった
あぁ…見ててくれたか 岩木山
流した涙は 忘れたが
忘れない…三味の音色に励まされ
流れて 流れて 生きてきた
花は咲いても 淋しいものは人の別れと 春の雨会津恋しや 遠い空帰りたくてもナー 帰れはしない土産ばなしも ない今は ない今はハアーはるか彼方は 相馬の空かヨーナ
星が星が 星がまたたくよ遥か故郷は その向こう風のすきまに 望郷よされコップ持つ手が かじかむ冬だああ 帰ろかな 帰ろかな よされの里よよされ よされ ああ‥‥
人差し指で 爪弾くギター あなたが好きな歌でした今はひとりのこの部屋に ポロロ… 淋しく響きますあぁ 外は雪ですねかじかむ指が恋しがるあなたの温もりを優しさを
故郷は どんなに どんなに 遠くてもいつもこころの 中にある夕焼け ネムの木 母さんの背中が恋しい 子守り唄おどま 盆ぎり 盆ぎり盆から先きゃ おらんど盆が早よ
そぼ降る雨に 傘もなく寒さに震える 私の肩を抱き「これでいいよ、いいんだ」と 背を向けたひとさだめ恨めば 眠られず あぁ…今夜だけは 一人きりで 泣いて泣き通す