ぼくのりりっくのぼうよみ

shadow – ぼくのりりっくのぼうよみ

今 目を逸らせば
消える幻みたいな君がいる

この刹那だけが
ぼくをぼく足らしめる
一瞬であれ

当てもない迷路に迷いこんだ
真っ白に染まった心まで
変わったことも気付けないほど
幻に全部奪われてる

まだ見えないままのsunshine
今この目に焼きつけるよ
いつか消えるのも織り込み済みで
儚さ含めて愛おしく思う

今 目を逸らせば
消える幻みたいな君がいる

この刹那だけが
ぼくをぼく足らしめる
一瞬であれ

嘲笑を包んだ視線に抗えない
真っ黒に淀んだこの身体
現実を未だ手放せずに
中途半端な自分が首を絞める

まだ消えないままの残骸
飛ばない記憶が憎らしい
浅ましい過ちにそれらしい言い訳並べて
あの日の自分ごと騙す

今 目を逸らせば
消える幻みたいな君がいる

この刹那だけが
ぼくをぼく足らしめる
一瞬であれ

代わり映えしない毎日に混ぜた毒は
劇薬 脳天刺すアドレナリン
繰り返した過ちはもう数えない
自己嫌悪に苛まれた 戻れない
淡い期待の後 洗い浚い吐いた
荒い種を蒔いて 変わり果てた明日
口の端に置いて 繰り返しにピリオド
「さよなら」

今 目を逸らせば
消える幻みたいな君がいる

この刹那だけが
ぼくをぼく足らしめる
一瞬であれ

一瞬であれ

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