ぼくのりりっくのぼうよみ

  • 没落 – ぼくのりりっくのぼうよみ

    虚ろな世界から放たれる鳥かごの中にはもう何もないこの空白は 結局 埋まらず貴方の声で満たされることもない飛び立つ瞬間だけ機能した翼は折れた 森に帰りなよblackbird褪せた初期衝動 それゆえの破壊衝動驚愕の高解像度でお届けしましょう崩壊の模様終わらないstepがもしもあるならそれはこのmp3の中でしかない薄っぺらい目的論じゃ意味がないからただ壊すんだ Hands upもしも愛してくれていたなら…

  • 遺書 – ぼくのりりっくのぼうよみ

    拝啓 見知らぬ誰かへこの音が届いた宛先まで墨を落とす、一文字たりとも無駄にしないよう 満ち足りないよう 数多の言葉を綴ってきましたが致し方ないことだけが確かな事実なんだと明らかに見ています斑目に居ます 一面の銃口に囲まれて暮らすような気持ちです蜂の巣にされるのもそう遠くない未来でしょうそんな景色が脳裏を過ります次第にそれしか考えられなくなっていきます私が筆を置くことにした理由です これが最後の手紙…

  • 曙光 – ぼくのりりっくのぼうよみ

    明け方 冷たい空潮がかすか 香る暗がり平然と ある街並み誰のためでもなくそこに 時間が止まったみたい自分だけに開く空間に寂しさを転がしながら世界を味わった 凍っていた秒針が人肌で溶かされたまた社会が動き出した 夢が醒める前で座り込んで見ない振り 硬質な世界 以外に居場所を見い出せない加速する気配にこの手は伸ばせない感情の陸にあがることは出来ない怒りも喜びもあまりに鮮やかで足りないものばかりで 僕に…

  • 二度と来ない朝 – ぼくのりりっくのぼうよみ

    正解は選んでいたあなたの地獄は 一体どこから?「これはやりたくない」「ここにいたくはない」ああ、そう 自分の血液に下らない価値観が混ざって腐った腕を分かち合う 潤って 潤って繰り返す遡って 抗って音だけが先にある言葉たち 渦巻いて 渦巻いて赦して患って 傅いて呪詛だけが先にある子どもたち Calling, calling, calling怒りに委ね見据え笑うsunshine夢のない朝がまた 足りな…

  • 超克 – ぼくのりりっくのぼうよみ

    己が魂と 向き合う日々を雪のはらりはらりと 舞う季節に歩みと共に 背負っていく罪を振り返るその度に 心が痛む明けの明星を やけに覚えているその朝 人間を捨てた 無数の虫達が蠢く 仄暗い森息遣いが荒くなる 駆け出す 草を踏む音追っ手は喉元まで迫る 怪物の気配暗闇には数多の眼が湿り気を帯びて 瞬くような振り払いたい幻覚纏わりつく輪郭にStars don’t see me now……Star…

  • 断罪 – ぼくのりりっくのぼうよみ

    Ah 無能 Ahお花畑が飛魚のよう 許して、許して、許して……。嘘じゃない、あたしが悪かったの。 眠れ、眠れ、眠れ。心ごと丸裸にされて踏まれる どす黒い世界 浅はかに血走った目で笑う莫迦ばかりどうしてこうなった?賞賛は嘲笑へ 名声は犯され人生はがらくたへ 許して、許して、許して……。嘘じゃない、あたしが悪かったの。 眠れ、眠れ、眠れ。心ごと丸裸にされて踏まれる 真っ逆さまだ失墜したWonderla…

  • 人間辞職 – ぼくのりりっくのぼうよみ

    頭を過る言葉の中にはあからさまに人を辞すべきものI don’t knowBut I don’t know知る由もないの五尺五寸の上からしか見えない 不適切な人生を送りまして不徳の致すところ甚だしくI don’t knowBut I don’t know知る由もないのこの目を通さないと何も見えない 生きてはいたい 生きてはいたい人間でなくても 人間でな…

  • あなたの手を握ってキスをした – ぼくのりりっくのぼうよみ

    つないだ手の温度を確かめるために 振り返った時に 腕だけになったあなたが 静かにそこにいたのもう血の通ってない血管が浮きでて見える 誰かのせいにしたくてさああなたの身体を持って駆け出した 暖かい愛に満ちて幸せだったはずなのに 腕だけになったあなたと灰にまみれたわたしどうしてこんなことになったのか 教えてほしい わたしのせいでこうなったの?わたしがあなたを殺したの? 穏やかな春は過ぎ去って吹き荒ぶ嵐…

  • 祈りを持たない者ども – ぼくのりりっくのぼうよみ

    暗い森のなか傷跡はまだ 消えないみたいだMoonlight 行き場がない自分じゃない 誰かに……(なりたかった?) 本当の願望は簡単には姿を見せない子どもみたいに秘匿していた なによりも奥深くに渦巻いている この鏡には…… Sequence sequence sequenceI just, I just, simple thingPretend pretend pretendI can’…

  • 僕はもういない – ぼくのりりっくのぼうよみ

    盗まれてしまったアイデンティティ焦げる千日 価値も何もない夢見がちな少年の目はいつのまに濁り 淀む 紡いできた言葉たちは色を無くし 乾いたまま佇んでいる輝いていたはずの過去が笑顔でさらりと傷を抉る 想いを隠せば無かったことに出来ると思ったの?心はそんなに器用に出来ない分かってるだろう 巫山戯た仮面を外すことがそんなに恐ろしい?偽らぬ声で君に告げさせて「僕は変わる」と 怠惰な 怠惰な 怠惰な 怠惰な…

Back to top button