微睡むまつ毛の
影をおとしたら
楽園のにおいを、君は纏っている
慈しむように
気づかれないように
すり減っていく
痛みもなく
誰もが忘れてしまったあの歌みたいに
救済なんてさ
君が望むようには
結局僕にはあげられないから
明日はどうにか
あの世界でどうにか
呼吸をしていけるように
おやすみを告げて
キスを交わしたら
楽園をなつかしむようにほほ笑んで
まばらな光に
そっと寄りかかり
重なっている
いくつもの瞳で
上手に嘘をくるんで隠そうとしても
表層だってさ
誰も望むようには
取り繕ったりできやしないから
明日もどうにか
この世界をどうにか
愛したりできるように
救済なんてさ
君が望むようには
結局僕にはあげられないから
明日もどうにか
この世界でどうにか
呼吸をしていけるように
祈るよ
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