てにをは

ふたりがけ安楽椅子 – てにをは

学路に季節の花
お気に入りの頁に挟んで

仕舞いまで読んでたらいつしか
『ひとつ ふたつ みっつ みすてりゐ』
雨もあがりおさげも跳ねた
『いろは はにほ ほへと』

謎々しよう 探究しよう
「頁が――」
迷い風ひゅうと運んでった

「はらひら舞う青春は睫毛に残った泪。
走るうち乾いて消える。名残りもなく。それでいい」

背伸びして選んだ本が
『よっつ いつつ むっつ みすてりゐ』
いつかきみを大人にする
『はにほ ほへと いろは』

洗朱(あらいしゅ)の空 背を追いかけ
帰りましょう
物語の海へ

「だから書くことやめないで。いつまでだって解いてあげるから、
探偵であり続けるから。きっと、ずっと」

『云うな 云うな みなまで云うな』

「花舞う青春は睫毛に残った泪。走るうち乾いて消える。名残りもなく」
「ぜったい書くことやめないで。いつまでも解いてあげるから、
探偵であり続けるから。ずっとふたりがけ」

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誘蛾 ~名探偵育成計画~ – てにをは

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嗚呼、いやいやいや嫌!怪奇でロックでミステリあの子の眼差しミステリ銀座線から乗り換えて『小銭の持ち合わせあったっけ?』吉川線に乗り換えて『それは違うと思います』

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いつしか雲は晴れ ぼくらは手を繋ぐのけものたちは どこへ帰るのだろう少年は劇場にまたも足を運ぶ今日は『第三の男』 依頼を待っている世界は不思議 まだまだ隠してる

高等幽民 – てにをは

高等幽民 夜を蹴る相手は彼岸渡来 あの世のロックンロールサーチライトが手招く往来とんびコート 和装本 キツネリボン親に見せられぬ恥ずかし反省文未確認歩行物体甘さ

キュウビ御霊会ミステリヰ~転結~ – てにをは

雪女、犬神、枕返し、座敷童子、二口女、絡新婦見越し入道、迷い家、精螻蛄、火車、貉、蟹坊主、鎌鼬、がしゃどくろ、猫又、わいら、足洗邸、土蜘蛛九尾のキツネ妖怪特区ヲ

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かぎろひ – てにをは

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