たま

どんぶらこ – たま

川の中をオレンジでおなかをふくらました
おんなたちがぷかぷか流れてる
ヘビー級のチャンピオンがそれをみつけては
サンドバッグがわりになぐってる
どんぶらこ

川の中を貴婦人でお客をいっぱいにした
オペラホールがぷかぷか流れてる
フクスケ5人とプリマドンナが綱渡り
紳士淑女のみなさん指輪をならす
どんぶらこ

川の中をミルクでおなかをふくらました
赤ん坊たちがぷかぷか流れてる
夕立の予感にこぶしをにぎりしめ
ゆりかごのシーツも破ってしまう
どんぶらこ

どんぶらこ どんぶらこ
あのこは朝までバタフライ
どんぶらこ どんぶらこ
何にも知らないコイだけが
どんぶらこ どんぶらこ
ガラスのウロコでおよぎます
どんぶらこ どんぶらこ
みんな泡の中

川の中をオレンジでおなかをふくらました
おんなたちがぷかぷか流れてる
ヘビー級のチャンピオンがそれをみつけては
サンドバッグがわりになぐってる
どんぶらこ

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100mmの雨 – たま

雨の中で君とまちあわせこれからもずっと雨の中で傘でかくれた夜空いつもびしょぬれの犬今日も100mmの雨TVにうつる晴れわたる空雨の音はそれをかきけすの君の足もと

笑う信号 – たま

青はすすめ黄色は注意赤はとまれ紫笑え(ゲラゲラゲラ)信号が紫なのにむっつりしたおじさん交通ルールは守りましょ誰ですか青になってもまだ笑ってるのは真剣に渡らないと

かわいい流れ蛸 – たま

長いお山の通学路下の川には流れ蛸わたしの好きなかわいい流れ蛸岩魚や山女をたくさん食べて大きくなってね流れ蛸夕焼け空の帰り道橋の下には流れ蛸わたしの好きなかわいい

ゴーゴー川で泳ごうよ – たま

もうすぐ夏がくる来たら野原に飛び出て汗だらだら垂らせばオー夏満喫ゴーゴー川で泳ごうよ海パン昆布腰に巻いてゴーゴー川で踊ろうよモンキーダンスお手のもの屈強な男達を

満月の丸バナナ – たま

おなかすかしてどこまでも歩いて行こうまいか僕らふたりおなかすかしてこんな黄色い満月の下僕はほんとにいつだってほんとに気になるんだ食べ物も君もだから君に 君にあげ

パルテノン銀座通り – たま

とても君らしい時間に 君がぼくの目の前にいるのでどしようもなくってぼくは 顔のない顔の声で話かけるばかげてる風景をまたいでる そんなわけでこなごなだ陽射しがチリ

ここはもののけ番外地 – たま

ねぇ いっしょにあそんでおくれ生きてる子供たち閉店時間も忘れて死にもの狂いでいつまでもいなくなるためにいるぼくらがいるためにつくったこの町誰も知らないここいら一

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ツルラツ・ツ・ツルラ ツルラーツルラー ツルラーおーぷりぷり県丸兎湿原は鶴の一大渡来地しかしその地下には地底怪獣ツルラが眠ってた あやうしプリプリ!くちばし強く

なぞのなぞりの旅 – たま

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全裸でゴ・ゴ・ゴー – たま

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青い靴 – たま

僕らはいつからか破けた青い靴両手に持ったまま野原に立っていた自分の背中に電話をかけたけどいつまでたっても誰もでないよキャラメルのおまけの列車が来たけれど僕らの切

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ねむれないさめ – たま

眠れないさめおよいでばっかりで眠っちゃだめだよ沈んでいっちゃうよ青いいろ赤いいろ腹ペコな気持でお腹はこんなにいっぱい眠れないさめ眠れないさめおよいでばっかりで眠

あんてな – たま

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レインコート – たま

強いひざしも強い影も強くふく風もなんにもなくって雨ばかりだ雨の音ばかりだ子供たちはとびはねたレインコートよけいなものまできっときっと しまいこんでるレインコート

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デキソコナイ達が行進してゆくよとても楽しそうに旗を振りながらでも旗をつけ忘れたのでそれはただの棒だよただの棒を振りまわしながら行進しているよラッパを吹きながら行

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あんまりのこころさむさにうらにわをほじくりかえしているとかなしいいろの水が湧いてあふれるばかりの水が湧いてだぁれも知らなくなっちゃった遠い砂漠の隊商が行列になっ

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蒼い月のぬれた影からいつか私はワルツおぼえて頭のすきまをゴソゴソ観光団体が一列になって口笛を吹いた旗ふるへんなワルツパリの女のため息のそば口紅も煮込む朝のスープ

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