すぎもとまさと

OSAKA – すぎもとまさと

大阪生まれが あんたの誇りやったのに
大阪の街を今 なんで出てくねん
最終電車のベルが 鳴り響くホーム
缶コーヒー あんたの胸に投げてた
夢しかないアホな男やけど
あたしは 本気で 惚れてた
心斎橋から今夜 愛が逃げてゆく
そんな顔で さよならは 似合わへんから
心斎橋から今夜 愛が逃げてゆく
泣きだしたら負けやから 瞳閉じてた

「お前が好きや」と あの日 あどけない顔で
道頓堀 裸足で 飛び込んでいた
阪神負けた日 いつも ヤケ酒を浴びて
あたしの肩にもたれて 涙流した
無茶苦茶して アホな男やから
あんたを よう憎めんかった
最終電車のベルが 鳴り止んだホーム
うしろ姿 小さくて 涙こぼれた
最終電車のベルが 鳴り止んだホーム
扉閉まる その前に 背中向けてた

愛しかない アホな女やけど
あんたの生き方 好きやった
心斎橋には今夜 涙雨降って
二人が出逢った街が すすり泣いてる
大阪生まれの恋が 誇りやったから
あんたと出逢った街を 離れられない……

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