じみ変

はだかの王様 – じみ変

たとえれば僕がいて
たとえれば君がいて毎日が成り立ってる

一人ぼっちは何となく好きなんだけれど

多分君と居るときのほうがちょっとだけいいのです

そんなふたりだけで過ごせるときが少しずつでも

増えていくなら言うことなんて何もないけど

君の都合っていうのも有るだろうから我慢なんて

してやらないことも無いのだろうけど

昨日の夜君が居なくなる夢を見た
僕は泣きやむ事もできずに
暗い部屋で独り言をつぶやいて
気が付いたら外はもう灯りを灯してたんだ

今日は僕何と道迷ってさ何だかんださ
迷って家に着いたら三時間も経ってたんだ
明日僕君に会う約束有るけれどできれば
家まで迎えに来て貰えると助かるんです

たまには僕に騙された振りをして
それとなくでも聞いてみてよ

はだかの王様なみの間抜けな顔をして
僕についてくるのも悪くは無いかもよ

ちょっと僕を待ってください
君の歩くペースは僕には少しだけ早すぎるから

煙草を吸う時間くらい僕に下さい
休みながら行くと見えなかった物が見えて来るから

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