こおり健太

  • 紅い花 – こおり健太

    昨日の夢を 追いかけて今夜もひとり ざわめきに遊ぶ昔の自分がなつかしくなり 酒をあおる騒いで飲んで いるうちにこんなにはやく 時は過ぎるのか琥珀のグラスに浮かんで消える 虹色の夢紅い花想いを込めて ささげた恋唄あの日あの頃は 今どこにいつか消えた 夢ひとつ 悩んだあとの 苦笑いくやんでみても 時は戻らない疲れた自分が愛しくなって 酒にうたういつしか外は 雨の音乾いた胸が 思い出に濡れて灯りがチラチ…

  • 恋は上機嫌 – こおり健太

    君に出逢った あの日から胸がさわいで ときめいて恋は突然 前ぶれもなくこんな気持ち ずっとずっと忘れてた君を想えば 逢いたくて見上げる夜空(そら)に 星明かり名前を呼べば 嬉しくて恋はいつでも 恋は上機嫌 君のはにかむ 笑い顔きっといつかは ひとりじめ打ち明けたなら 嫌われそうで今の気持ち ずっとずっと言えなくて君を想えば 逢いたくて心が熱く 眠れない一秒ごとに 好きになる恋はいつでも 恋は上機嫌…

  • 口紅哀歌 – こおり健太

    仕方がないでしょう あきらめるしか追いかけても惨めなだけ 虚しいだけよ別れてあげましょう どんな花でもひび割れてる花瓶ならば 枯れて散るのよまわれまわれまわれ 時計よ早くすべて忘れたいからめぐれめぐれめぐれ 季節よ早くさよならを告げるための口紅を 選ぶ夕暮れ 勝手で我がままな 女だったともしも人に聞かれたなら 悪く話してかわいそうなんて 言われたくない愛し合った歳月さえ 嘘になるからまわれまわれま…

  • しろつめ草 – こおり健太

    雨に打たれて 道端に咲くしろつめ草の 小さな姿つらい噂に 泣かされて越えてきました 二人してようやく咲いた 幸せの白い花 誰も知らない 遠くの町で静かな暮らし 夢見た私逢えぬ淋しさ みじめさにあなた怨んだ 夜もあるようやく咲いた 幸せの白い花 きっとあなたと はぐれぬようにしろつめ草の 四つ葉に祈る無駄じゃなかった 泣いた日も交わすぬくもり あたたかさようやく咲いた 幸せの白い花 人気の新着歌詞 …

  • 肥後の盆 – こおり健太

    金と銀との 金燈籠(かなとうろう)あなた呼んでる よへほ節逢いたくて 逢えなくて笑顔の写真 見つめて呑んでひとり芝居で 恨み言山鹿(やまが)恋歌 肥後の盆 いつか帰って 来るようであなた待ってる 窓明かり逢いたくて 逢えなくて泣いてるわたし 叱って欲しいひとりぼっちに させないで山鹿恋歌 肥後の盆 たどりつけない 面影が千の灯りと 消える夜逢いたくて 逢えなくてあなたの胸に 抱かれたはずの夢はぬく…

  • 女 泣き砂 日本海 – こおり健太

    宿の枕が固過ぎて眠りも浅く 夢も見ず遠いあなたを 恋しがるだけつらい 夜でした女ひとりの 旅の朝ふらり歩けば 日本海砂が泣くことを知っていますかキュッキュ キュッキュと 泣くのですあなた恋しと呼ぶのです 海に嵐が吹き荒れて季節が冬に 色を変え砂のおもても どこか蒼ざめ寒い 朝でした女ひとりの もの想い心揺るがす 日本海砂が泣くことを知っていますかキュッキュ キュッキュと 泣くのですあなた恋しと呼ぶ…

  • どこから見てもへの字山 – こおり健太

    どこから見てもへの字山 春の陽気に誘われて放課後ひとりで登ったら 生まれて育った町が見えたここでそのまま年老いて 昔の夢を悔しがるそんな人生ごめんだと ああ~そう思ったよ どこから見てもへの字山 夏は早よからじいちゃんと栗やクヌギを揺すっては クワガタ虫にカブト虫人の喜ぶ人になれ いつもおんなじ口癖は今も変わらず空の上 ばあちゃんと笑っているよ どこから見てもへの字山 秋の落ち葉を踏みしめて誰にも…

  • ふるさとの駅 – こおり健太

    あなたの想いに 背を向けて捨てる覚悟で 家を出たそんな息子(こども)が ここにいる夕陽に伸びた 僕の影本当は踏んで いたかったはず交わす言葉も 見つからなくて時計ばかりを 見返す父にここでいいよと 突き放すコスモス揺れる ふるさとの駅 いつでも帰って 来なさいと目も合わせずに 語る父迫る別れを 急かすベル時代の波に 耐え続け家族のために 捧げた月日先が見えない 孤独な明日(あす)へ送る辛さも あっ…

  • 忘れ針 – こおり健太

    出直すための 二人の旅に仕立てたあの日の 夢紬(ゆめつむぎ)ひとりで片袖 通すたび襟元あたりが ちくりと痛い貴方が残した 傷かしらいいえ 未練という名の 忘れ針 繕(つくろ)えなかった 努めてみても二人の間の ほころびは何度も縫っては みたけれどその度解(ほつ)れて 広がるばかり男と女の 夢違いそうね あの日の空しい 針仕事 月日は女を 大人にすると誰かに聞いたが 作り言想い出紬(つむぎ)を 手に…

  • 礼文宿 – こおり健太

    後悔ばかりが 胸をさすおもかげ探す 北の旅暗く広がる 静かな海は寂しすぎます 船泊(ふなどまり)窓を叩いて ほしいのに月の灯りが ほしいのに夜霧に浮かぶ 漁り火よ何処へ向かうの 私をおいて迎えに来てよ… 迎えに来てよ… 礼文宿 子守のウミネコ 指さして夢見たあの日 嘘ですか夕陽が沈む 澄海岬(すかいみさき)で遠くを見つめ ただ一人荒れてくれれば いいものを時が止まれば いいものを手をふるなんて で…

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