くうきにみつる

いっぱい – くうきにみつる

象の耳 獅噛んでみたい
鰐のブツブツ 頬ずりしたい
貘の鼻 吸いつかれたい
犀のザラザラ 鑢かけたい

まだまだ たくさん
やり残してることがあるんだ ボクら
北叟笑むために
力が湧いてくる

いっぱい いっぱい

河馬の腹 槌りつきたい
虎の肉球 抓んでみたい
鯱の穴 粘土詰めたい
海馬の皺皺 拡げてみたい

まだまだ たくさん
やり残してることがあるんだ ボクら
北叟笑むために
力が湧いてくる

いっぱい いっぱい
いっぱい いっぱい
いっぱい いっぱい

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返事 – くうきにみつる

不運なんかにつまづいて泣いているのは好きじゃないなんのこれしきがまんしてほほえむことを忘れないせっかく生まれてきたのだからたったひとつのいのちだから無駄づかいし

とても不思議なおじいさん – くうきにみつる

悲しいってことがどんなことかうれしいってことがどんなことかいつかほんとにわかる日がくるって消えてったくるくるつえを振り回し よちよち歩く振りをしながら全速力で僕

ほんとうの街につもる – くうきにみつる

真っ白い雪が降っているその上に君の足跡がひとつひとつ残っていて生きていると思うんだ冬が過ぎ春が過ぎて夏が過ぎ秋が過ぎてもう何年も会ってませんねきっとどこかでちら

はんぷく – くうきにみつる

えんぴつでなぞるみたいに遠くから書きたいな縁取りはどこにもなかった君の目が話してるその気持ちはこんな色かな二人はいつも白か黒空模様涙雨が連続をにじませる中央がど

ニジゴシ – くうきにみつる

懐かしい日曜日盗まれた午後眠り蝶が脳に停まってなにげない西陽が射し脱ぎ捨てた殻労ってのびのび2時に 滲んだ 虹 西の空に 二次元3時に 燦々sun浴びて 散歩の

6 – くうきにみつる

七色見える 僕らの瞳ほんとはもっと 色々あるんだでも見えないから 見えないから見えないならないってことになってるいや見えないだけ ないんじゃないんだ心も見えない

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