きくおはな(きくおと花たん)

ヒビダラケの眼 – きくおはな(きくおと花たん)

ぼろぼろひびだらけの目は
悪口ばかりがよく見える

まわるまわる まわるよ
あの日その日どの人

脆く崩れてばかりで

壊れてしまう
その時を待ってる

涙が溢れてくる夜
大嘘ばかりがよく刺さる 刺さる 刺さる

嗚呼

ラララ

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ぽんこつ人形の唄 – きくおはな(きくおと花たん)

かわいいぼくらの腕 脚 落ちてる帰ろう みんなでさあ戻ろう 必ず復讐をかわいいぼくらを忘れて生きてる立ち上がれ 捨てられた者たちの叫びを苦しみを 折れた手を突き

破裂破裂破裂 – きくおはな(きくおと花たん)

笑っている怒っている声が反射する真っ暗な湖に浮かぶ縮んだ頭のなかで大きく大きく大きく大きく膨らんで 膨らんで 膨らんでゆくいつまでも声が響く脳に浮かんでる小さな

わたしどのわたし – きくおはな(きくおと花たん)

娘は皆に言いましたわたしのカケラを探して輝く目を、あなたは高い鼻をとびきり美しいわたしをお目にかけましょうそれぞれ皆 皆様方 持ってきた目や鼻 しなやかな脚 そ

ころころころがる – きくおはな(きくおと花たん)

ころころ ころころころころ ころころ ころがるころころ ころころころころ ころころ ころがるぼくはころがり続けるころころ坂が終わるその時まで身体を探してころころ

そこにはまた迷宮 – きくおはな(きくおと花たん)

迷宮 迷宮 迷宮 迷宮に迷い込んでいる前に壁 横も壁 後ろも天も壁床が抜けまた歩く 上下に左右に朝昼晩突然の落とし穴 叫ぶ元気もなく落ちてゆくいつまでも 地平の

ヒトガワリ – きくおはな(きくおと花たん)

寄り添ってただそばにいて時計の針が進んでゆく温かなその幸せをわたしの身体が受けつけないああ空の空の空に空いた穴のよう空の身体脆いはずの心は古傷だらけの歪な形歪ん

不幸屋の娘 – きくおはな(きくおと花たん)

やめてやめて やめてやめてよ もういじめないでやめてやめて かわいそうでしょ お願い気づいてでも仕方がない 仕方がない 弱いばかりで取り柄がない寂しそう 悲しそ

アイされヒビわれカガミのうた – きくおはな(きくおと花たん)

世界で一番美しいあなたを映し出すだけのカガミそれがわたしでも出来損ないだから音を立てて割れてしまうのキレイな肌に赤黒い傷を鋭く切りつけましょう夢を見ているのでし

おわり祈願 – きくおはな(きくおと花たん)

街を歩いてるの病気に塗れた泥濘の中どこへゆくのどこへ向かうのと聞かれてもわかりません切り裂かれて貫かれて果てるその時はもう少し地上の裏側から鋭く尖る針刺されてる

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