あべ静江

  • もの想い – あべ静江

    時にはひとりでもの想いに沈みたい海辺のテラスで人生など思いたい 貝がらを耳にあて波のうらないをききながら泣くこともいいと思うわ あの恋はしあわせかあのひとはいいひとかそんな時にきっとわかるわ 誰にも逢わずにもの想いに沈みたい季節が終った海辺に来て過ごしたい 色あせた舟にのり夏のおもいでをききながら泣くこともいいと思うわ あの恋はどこ行ったあのひとはどうなったそんな時にきっとわかるわ 色あせた舟にの…

  • 白い小部屋 – あべ静江

    白い小部屋で 私はとても幸せ窓辺の木々が きらりと光るあなたはじっと ベッドの上の動かぬ足を 見つめている もしもあなたが 愛してくれるならこの日々を とてもいとおしく思えるはずなのに やわらかな春の陽にあなたはまどろみの中となりの小さな ため息など気づきもせずに 白い小部屋で 私は話し続けるちいさな頃の 街の家並や遠く旅した 夏の日の事時はゆっくり 流れていく もしもあなたが 愛してくれるなら見…

  • 誰もいない海 – あべ静江

    今はもう秋 誰もいない海知らん顔して 人がゆきすぎてもわたしは忘れない海に約束したからつらくても つらくても死にはしないと 今はもう秋 誰もいない海たった一つの 夢が破れてもわたしは忘れない砂に約束したから淋しくても 淋しくても死にはしないと 今はもう秋 誰もいない海いとしい面影 帰らなくてもわたしは忘れない空に約束したからひとりでも ひとりでも死にはしないと 人気の新着歌詞 長距離電話 R…

  • みずいろの手紙 – あべ静江

    “お元気ですかそして 今でも愛しているといって下さいますか” みずいろは涙いろ そんな便箋に泣きそうな心をたくしますあれこれと楽しげなことを書きならべさびしさをまぎらす私です 逢えなくなって二月過ぎてなおさらつのる恋心手紙読んだら少しでいいから私のもとへ来て下さい みずいろは涙いろ それを知りながらあなたへの手紙を書いてます誰からも恋をしているとからかわれそれだけがうれしい私です 愛しているといわ…

  • 愛する人のそばで – あべ静江

    あの人が今もきっと すんでいる町へ私何も持たずに 明日帰ります わがままな私だけど みんなあの人はそっと許しやさしく むかえてくれるでしょうか 何故か思い出した あの日言った言葉本当のさよならは とっておくから君に何かあった時は 帰ってこいと あの人に誰か他の 人がいた時は私何も言わずに 戻るつもりです でもひとりだった時は みんな投げすてて私あなたの胸で もう一度やりなおしたい なんて言えばいい…

  • モジリアニの少女 – あべ静江

    三年前の春の日でしたあなたは突然引っ越しをして部屋には一枚の絵がありました モジリアニの少女瞳のない眼で私をみつめ首をちょっぴり傾けて 置いてゆかれた淋しさに二人で抱きしめ合いました ひとり暮らして二年が過ぎてあなたのことなど忘れてましたところがあなたは手紙をくれた モジリアニの少女瞳のない眼で私をみつめ首をちょっぴり傾けて 二度と戻っちゃいけないと私を抱きしめ言いました 人気の新着歌詞 長距離電…

  • 窓 – あべ静江

    野の花摘んで窓辺に飾り 私待っている午後のバスで やがて帰るやさしさに 充ちたあの人を 一年も離れてた あの人に言う言葉を私はいっぱい 用意しているけど…… だけども私 おそらくだめねきっと泣きだして しまうでしょう 一番先に私はなんて 言えばいいのでしょう窓の中に やがて見えるほほえみを 抱いたあの人に 限りない幸せに つつまれてしまったなら私はやっぱり 涙しかないから&…

  • さよならの街で – あべ静江

    青いレースのカーテンの向うはちらちら白い雲あなたの面影追いかけて 北の街 秋には枯葉の雨の中二人で歩いた大通り想い出すらも今は凍え ひとりきり 教えて下さいあなたどれが振りつむ粉雪でどれが私の熱い涙かを 白いベールで包まれたホテルの窓からさよならとぽつんと言って泣きました 泣きました 春にはパンジー敷きつめて二人で見ていた花時計想い出すらも今は止まり ひとりきり 教えて下さいあなたどれが振りつむ粉…

  • 遅い夜 – あべ静江

    わざとドア少し 開けて出てゆくのごめんなさい あなたをひきとめられないなまじっか少し 愛のゆく先がわかってるものだから お互いのためと 感情に流されたままその陽限りの 恋よりももう少しみつめあいたい恐らないでね 今日のこと――― けんかしたような 子供っぽい人ねごめんなさい あなたをひきとめられなくて――― つけたばかりの タバコを消すのねごめんなさい あなたをひきとめられないなまじっか少し 男と…

  • 新しい恋の出会い – あべ静江

    あなたへの想いが 邪魔をしてわたしは他の恋が出来ないのいくら素敵な人に出会ってもあなたへの想いが新しい恋に走らせてくれないの 行かせてくれない 別に約束も誓いもないのにお互いなのに わたし でもこれでこれでいいのです あなたへの気持を 結局わたしには女として守りたいのなぜかくちづけされそうになるとあなたへの気持が新しい恋を引き止めにやってくる 思いとどまらせる 別に裏切りも拘束もないのにお互いそう…

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