あたらよ

52 – あたらよ

東の空が白んで
僕は今日を生きていく覚悟をする
心はまだ昨日を生きてる
望むものとは違う世界

誰かが云う他人のせいにするな
誰かが云うお前はもっと出来るはずだ

誰の言葉でもない
言葉達に囲まれ
僕の声はいつしか
溶けてしまったの

花も咲いてゆくのね
散るくせに

吐き出した想いは
目の前で朽ちてく
行かないでと叫ぶ
夢は遠のいて行く

望んでいた未来は
こんなはずじゃないと
昨日までの僕が
嘲笑ってる
くだらないなと

柔らかい朝日に
包まれていく
あぁまた今日が来たのか
眠ったままの身体を
無理やり起こす
あぁ 情けないな もう

誰かが云う他人と比べるなと
誰かが云うお前の価値は何処にある

誰の言葉でもない
言葉たちに阻まれ
僕の想いもいつしか
消えてしまったの

「鳥なら鳥らしく
さぁ 飛びなさい」
と言うのでしょう?

吐き出した想いは
目の前で朽ちてく
行かないでと叫ぶ
夢は遠のいて行く

描いていた未来は
こんなはずじゃないと
昨日までの僕が
嘲笑ってる
しょうもないなと

望む未来 光る世界
でも現実は容赦なくて
逃げ出してしまいたくて
今日も泣いてるんでしょう?

泣いたっていいんだ
逃げたっていいんだ
それも全部僕なんだ
世界が僕を愛してくれないなら
せめて 僕が僕を愛すよ
それでいいんだ

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