暗闇を着せられた僕 – 鈴木彩子

この世に生まれて何かを
残したいと感じていた
夢はどこまでもはばたき
未来は光の中へ

永遠に続くそう信じていた空
いま闇に変わる残された刹那の命

赤い血がいつか塗り替えられ
熱い痛みでむしばまれる
引き裂かれてゆくこの日々が怖いよ

目に写るものはすべてが
現実なんだとすれば
もう僕に夢はいらない
もう僕に明日はない

けがれた社会の犠牲者達が叫ぶ
遅すぎた愛は心の傷をいやせない

破壊されてゆく身体の中
赤く燃える血が流れる
二度と戻れない平穏だった日に

瞳を閉じれば静寂が胸を刺す
その手を伸ばして僕の身体をあたためて

破壊されてゆく身体の中
赤く燃える血が流れる
二度と戻れない平穏だった日に
悲しみの果てに泣き崩れた
忘れないでくれと叫んだ
終わらせたくない命を抱きしめて