水星 – 鈴木京香

ビルのシルエット
目覚めた空のグラデーション
ゼンマイ仕掛けのドラゴンの雲
息 吸い込んだ空気冷たくて
ふたりの夢 白く浮かんだ
雪の兎の hopping hopping
手袋したまま 握る手のひら
呼吸止めずに 絵画館背に
助走距離は十分? でしょ?

Tokyoの頭上にも
ほら張り巡らされたネット
細い銀のかぎ針が進む
ママの編むレースみたいに
糸 頼りなげにつながって
悪夢から守ってくれるの
まるでドリームキャッチャー
拡がっていく どこまでもいける
タワーの避雷針 気にもとめずに

めくるめくミラーボール乗って
水星にでも旅に出ようか
いつか見たその先に
何があるというの
きらきら光る星のはざまで
ふたりおどり明かしたら
もっと輝くところに君をつれて行くよ

ゆうべ気付いた
あれが起点だってこと
包帯でぐるぐるバージョンアップ
星 つなげて夢見ていた頃
くちびるは 音の無い歌のかたちに
足元にDr.とKenta もいたの
リボンほどいて 覗き込むGIFT BOX
飛び出した光の粒は
海へと続くストリーム?

水星の先にまだ見ぬ国
知りたいの 確かめたいの
それが浮かんだ泡ではないと
風 パーカのフードをはらませて
ゆっくり前に進み始める
いつも眠かったあの頃のように
小さなボートで 微睡んでいたいけど
違う世界が 違う世界が 世界がある

違う世界が 違う世界が 世界がある

めくるめくミラーボール乗って
水星にでも旅に出ようか
いつか見たその先に
何があるというの
きらきら光る星のはざまで
ふたりおどり明かしたら
もっと輝くところに君をつれて行くよ