あらしやま~京の恋唄~ — 金田たつえ

人目忍んだ 相合傘を
すねた川風 からんで揺らす
紅葉が色増す あらしやま
たとえ一夜の 妻でもいいの
明日はいらない 今夜だけ
夢に酔わせてほしいのよ もう一度

細い日差しに 深まる秋の
名残惜しむか 岸辺の千鳥
紅葉が色増す あらしやま
運命(さだめ)かなしい この恋だけど
そっと寄り添う 渡月橋(とげつきょう)
悔いはしません抱きしめて 強い手で

逢えば別れが こんなに辛い
けむる小雨に この頬ぬらす
紅葉が色増す あらしやま
いっそこのまま 死ねたらいいわ
残る未練が 袖を引く
なみだ流した桂川 鐘がなる